2008年3月1日(生後3日目)
朝7時から、搾乳。
左右5㏄ずつくらい、取れた。
合計10㏄。
最初は茶色い感じだったのが、今日は黄色に近付いて、
「これなら赤ちゃんにあげられそうですね」
と、看護師さんに言われた。
というのも、昨日、新生児科の先生が
「お腹の様子が良ければ、明日から少しずつ管を通して
母乳を飲ませてみましょう」
と言っていたからだ。
茶色い母乳は血液が混じっている為、
飲ませるのには向いていないみたい。
大人でも血の味がしたら「オエッ」てなるでしょ?
と、先生。
…確かに。( -_-)
朝食は、全粥。
搾乳するようになってから、体がすごく疲れる気がする。
朝食後は、少し眠ってしまった。
執刀してくれた先生が回診に来て、
術後のお腹に貼り付けてあるガーゼを取った。
傷を引っ張られたり、押されたりして、すごく痛かった。
(;_;)
傷は回復しているようで、やっとシャワー許可が出た。
11時から、また搾乳。
今回も左右5㏄ずつ。
合計10㏄。
終わってすぐにシャワー室へ。
お腹の傷はホッチキスのようなものでとめられていて、生々しかった。
少しへこんだお腹とその傷を見て、
改めて「手術で出産したんだなぁ」と実感した。
昼食からは、もう普通のご飯。
食後、出産に際しての書類などを整理していたら、あっという間に14時。
NICUに行ける時間になった。
歩いてちぃちゃんの元へ向かった。
今日もまだうつぶせの姿。
NICUの看護師さんが
「今日、1㏄ですが、飲んでくれましたよ!
頑張ったので、ほめてあげて下さいね。
次は16時に飲ませる予定です。」
と、声をかけてくれた。
相変わらず点滴やチューブだらけの小さな体なのに、
少しずつ、成長してくれている。
そう思ったら、涙がこぼれそうだった。
小さな体を撫でながら
「チーチャン、頑張ったね。偉いね。」
と、声をかけた。
すると小さな手が開いたので、すかさず私の指を、間に差し込んだ。
小さくてもしっかり握ってくれた。
その手はとても温かく、力強かった。
部屋に戻り、15時に搾乳。
右5㏄、左6㏄。
合計11㏄。
これを16時に飲んでくれたらいいけど。
(´ー`)
夕食は、お祝い膳。
「おめでとうございます」の文字が嬉しかった。
夜は主人が来た。
NICUに行く前に19時の搾乳。
左右合わせて10㏄強。
一緒にNICUに行き、看護師さんに様子を聞いた。
どうやら、夕方の母乳は飲ませられなかったみたい。
ゆっくりでいいよ。
たくさん搾っておくからね。
母乳を染み込ませた綿棒を渡されたので、
チーチャンの口に含ませた。
小さな口が、もぐもぐ動いた。
すごく可愛かった。
一時間程いたが
「あまり疲れさせちゃいけないから」
と主人が言ったので、今日はバイバイ。
明日、また来るからね。
夜は23時に搾乳してから寝ないとね。