僕はマリナと付き合った。

交際期間1ヶ月を過ぎたくらいのとある日

マリナの家に初めて行った。

マリナの部屋は、オレンジを基調とした暖かみのある部屋だった。

マリナらしいや。

CDがたくさんあった。

スネイル・ランプやイマクニ、矢沢永吉まであった。

音楽が好きなんだなと改めて感じた。

彼女はニルヴァーナを流した。

「smells like teen sprit」

おれも好きな曲だった。

二人でじゃれあっていて、ふいに彼女を押し倒してしまった。

一瞬にして空気が変わり、カートのリードギターは聞こえなくなった。

僕は初めてマリナと唇を重ねた。

マリナの唇は、カニの食べられないところの味がした。