久々に家族でカラオケに行った。
わたしの家庭は外食すると、たーまにカラオケに行くのだ。と言っても一時間で終わるんだけど。
普段、大きな声で唄うことのない両親に思いっきり唄ってもらう。
わたしはいつでも行けるから、その場は遠慮して三曲ほどにする。車で毎日唄ってるしな。
母がとりあえず昔の曲を適当にどんどん入れていった。
「一番終わったら消してけー」
「わがったー」
わたしは演奏中止ボタンを押す係に任命されましたよっと。
何曲か進むうちに出てきたのは
葛城ユキの『ボヘミアン』
(若い子は知らないだろうなっていうかわたしもまだ一応若いつもりなんだけどこの歳にしちゃ昔の曲わりと知ってるような気がしないでもない)
タイトルを見た瞬間、金髪の葛城ユキが迫力あるしゃがれ声で「ボヘミアァーーーン」と唄っている姿が浮かび、思わず笑ってしまった。
いや、なんで笑ったかって…うちの親があんなしゃがれ声出せるわけないから。
きっとショボヘミアンになるに違いない。
母、唄う。なぜか父も便乗して唄う。
ボヘミアァァァンンン
わ!なんだろう!すっごい美川憲一に似てる!
いや美川憲一っていうより、美川憲一をコロッケがモノマネした時にやる「アァーン」って声に似てる!
ショボヘミアン聴きながら爆笑してた俺。
母も笑って唄えなくなっている。父ファイト!
唄い終わった後に、母が「ところでボヘミアンってなんだべ」とつぶやいた。
わたしも父も「わがんね」。
唄っといて全員意味を知らなかった。
ボヘミアンってなんだ。