帝国海軍と二等兵 -9ページ目
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勉強は独学が難しい。

英語と国語は暗記すればそれでいいが、数学のわからない問題はいくら考えても解けない。

わかる人に聞けばすぐ分かるものなんだが…独学の難しいところだ。

夜学に通うかなぁ。

ひぐらしの鳴く頃に風呂に入って西瓜を食った。

最高にうまい。

あー、日本人に生まれて本当によかった。

今さら…真面目に勉強して良い大学に行きたい。

まぁ、手遅れだけどね。
だいぶ年寄りだし。

「真面目に勉強して良い大学に入りなさい」

と母さんや先生がよく言っていたが、あの時、素直に言うこと聞いていればよかったなぁ…。

こうして子供に口を酸っぱくして勉強しなさいと言う、ありふれた大人がこの世に一匹ふえた。

ところで何故こんなことを考えたかというと「真面目に勉強して良い大学に行った」エリートが隣にいるからだ。

…辛いんだが、これは。

私が一人で勝手に悶えているだけだが。

あちらは士官候補生。若くして幹部として任官し、ゆくゆくは艦長・司令官(こいつ同い年か年下だよな~?)

対してこちらは、士官を補佐し兵隊達を実質的に取り纏める軍曹を養成する下士官候補生…




…より更にワンランク下の、いわゆる使い捨ての駒と揶揄される二等兵。




母さん、ごめんな。
今から勉強するよ。とりあえず下士官候補生試験の勉強するよ。
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