更衣テントで、バイクバンツをランパンに履き替えて、靴下を五本指のものに交換。タイム計測器に右手をかざして通過すると、目の前にエイドステーションがあって、ボランティアや応援の方からの励ましがうれしい。中でもHARUさんの応援には力強いものがあって、これから始まる42.195kmへと尻を蹴飛ばすように送り出してくれた。沿道からの「行ってらっしゃい!」の声に答えて、ハイタッチを求める小学生の手一つ一つに手を合わせる。

宮古島のランは、平良市街から県道78号を東へと向かい、保良地区で折り返す往復コースである。平坦そうに見えるのだが、実際に走ってみるとアップダウンがあり、島の気候とあわせると結構キツイ。バイクからランへとスムーズに移ることができたが、重いペダルを踏んで来たためか、思うようにペースが上がらない。曇り空であまり暑く感じないのだが、地元の千葉より15度も気温が高いので脱水症状にならぬよう、エイドごとに給水を心掛けて、体温を下げるために手に氷を握りしめて走った。

5km付近で、選手を応援する一団の中に見覚えのある顔を発見して、思わず「溺れないでよかったです!」と挨拶。唐突な言葉にビックリしたようだが、「あっ!あの時の~。よかったですね」と言って写真を撮ってくれた。そう、スイム中にお喋りした彼女である。もう、この時には、「お姉さん」でなくて「彼女」ですから~(爆)。彼女:「頑張ってください!」、私:「じゃぁ、行って来ます!」と、足取りも軽やかに折り返し地点を目指した。

だが、良いことが続くわけもなく、15km付近で膝が痛みだした。辛くても次のエイドまで我慢して、ウエストバックから消炎剤を取り出して塗ってみたが、折り返してもペースは上がらずに辛い。しかし、途切れることのない沿道の応援と、エイドにいるボランティアの方々の暖かい対応がうれしい。そして、これからが勝負どころという30km付近では、HARUさんが作ってくれたナンバーと名前が入った応援幕を発見して、周囲のランナーに自慢してしまった。

宮古島では、応援してくれる人には、必ず返事をするようにしている。以前、「沿道で応援する小中学生は、トライアスリートを尊敬の眼差しで応援している」と聞いて、そんな期待を裏切らないためにもマナーと挨拶は大切にしたい。行く時は「行ってらっしゃ~い!」だったが、帰りには「お帰りなさ~い!」と迎えられ、それに「ただいま~!」と答える。参加するたびに、宮古島は自分の足で走るのでなく、沿道の方々の声援に走らされているのだと実感する。久しぶりに女房との同伴ゴールをして、コースを振り返り感謝の気持ちを込めて、ありがとうと頭を下げた。
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○猿と兎の同伴ゴール

(5時間9分28秒:692位 総合12時間05分44秒:690位)
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