第56話 ラブホテル
ラブホテルと言われる派手でお城のような建物に、50代くらいのオヤジと香織と私のあまりにも不自然な面子で中に入った。
オヤジは一目を避けるように私たちをさっとホテルに押し込んだ。
中は薄暗く、薄い紫の光の模様が、怪しく足元のカーペットの上に丸く照らし出されていた。
エレベーターの横には、ホテルの部屋番号が書かれた一つ15㎝×15㎝くらいの部屋の様子が写真で映し出されていた。
マッサージ付きのベットや、サウナ付きの部屋。さらに日焼けマシーンが付いている部屋までもが用意されていた。
オヤジ「さぁ、好きな部屋選んでいいんだよ~君達はまだ幼いからぬいぐるみが沢山ある部屋なんてどうだい?ひひひ。」
香織「はぁ?やだよ!!てか、ぬいぐるみなんかで喜ばないから!ゆうなどうする?」
香織に聞かれてみたものの、実際に写真を通して部屋を見るとカラオケするだけにしては余りにも不自然だった。
危険な事が起こりそうな予感がしてならない。
でも…やっぱり10万円欲しい…。
何かされたら大声出せばなんとかなるかもなどと、まだ何も知らない小6の処女の私には、人を疑うにはあまりにもそれまでの過程がなさすぎた。
ゆうな「香織が好きなの決めていいよ。」
香織「え?いいの?じゃ、コレ!!」
香織はピンクに彩られた可愛い花柄の部屋を選ぶと、303号室と書いてあるボタンを勢いよく押した。
押した部屋の画面は暗くなり、エレベーターのドアが開いた。
オヤジは一目を避けるように私たちをさっとホテルに押し込んだ。
中は薄暗く、薄い紫の光の模様が、怪しく足元のカーペットの上に丸く照らし出されていた。
エレベーターの横には、ホテルの部屋番号が書かれた一つ15㎝×15㎝くらいの部屋の様子が写真で映し出されていた。
マッサージ付きのベットや、サウナ付きの部屋。さらに日焼けマシーンが付いている部屋までもが用意されていた。
オヤジ「さぁ、好きな部屋選んでいいんだよ~君達はまだ幼いからぬいぐるみが沢山ある部屋なんてどうだい?ひひひ。」
香織「はぁ?やだよ!!てか、ぬいぐるみなんかで喜ばないから!ゆうなどうする?」
香織に聞かれてみたものの、実際に写真を通して部屋を見るとカラオケするだけにしては余りにも不自然だった。
危険な事が起こりそうな予感がしてならない。
でも…やっぱり10万円欲しい…。
何かされたら大声出せばなんとかなるかもなどと、まだ何も知らない小6の処女の私には、人を疑うにはあまりにもそれまでの過程がなさすぎた。
ゆうな「香織が好きなの決めていいよ。」
香織「え?いいの?じゃ、コレ!!」
香織はピンクに彩られた可愛い花柄の部屋を選ぶと、303号室と書いてあるボタンを勢いよく押した。
押した部屋の画面は暗くなり、エレベーターのドアが開いた。