第54話 麗樺への加入
愛さん「彼氏ははじめんとこの仲間なんだよね?」
愛さんは千円札を自販機に入れるとそう呟いた。
ゆうな「そうみたいですね、私もさっき初めて聞きました。」
珈琲の所のボタンを5回押すと、愛さんはしゃがんだ。
愛さん「うちらのルールっていうのがあるんだけど知らないよね?」
ゆうな「…全然分からないです…」
愛さん「族の女は、同じように族になってもらうんだ。それが、うちのチーム。名前は麗樺(れいか)。小学生のあんたを入れるのは心苦しいんだけど…。だからダチ誘っても特別許可は出す。」
はっきり言って、暴走族なんかあんまり興味はなかった。
けれど、断る理由もない。孝太郎と別れるのも嫌だったし、別にチームに入るくらいなら良いと思った。
ゆうな「…分かりました、1人だと寂しいんで友達誘ってみます。」
愛さん「そうだな…でもこれは決まりなんだ。彼氏が彼氏ならしょうがない事なんだよ。それと麗樺は、一切薬は禁止!それと、男関係にだらしない奴もダメだ、もちろん売りもだめ。なんかあったら私を通す!分かったな?毎週土曜日に、駅の裏のストリートで集会やってるんだ。それは絶対顔を出すように!」
ゆうな「分かりました、次の土曜日は行けるようにします。」
愛さん「おう、はんば無理矢理で悪いな…。なんかあったら守ってやるからな!」
毎週集まりがあるとは考えつかなかった。
親になんて言って出て行けば良いのか考えたが、今日みたいにこっそり出て行けば大丈夫だと思った。
あと、愛さんが色々注意事項を言っていたが、分からない言葉だらけだった。珈琲を3本持つのを手伝い、孝太郎たちの元へ行った。
そこでそれぞれ珈琲を手にし、夜空を見上げながら色々な話をした。
そして愛さんがみんなに、私が麗樺への加入の話を切り出すと、はじめさんがとても喜んでくれた。
今考えれば、麗樺に入れるためにはじめさんが孝太郎の彼女の私を呼び出したんだろうと思う。
ただもの珍しく私を見てみたいと言う訳じゃなかったんだろう。
まあどんな理由にしても、暴走族に入ることは全然嫌じゃなかったのでどう思ってたとしても当時の私には関係なかったんだが…。
でもただ一人、孝太郎の顔が暗くなってしまったのが気になった。
かなり遅くなってしまったので、危ないからと孝太郎がスクーターで送ってくれた。
明日香織を誘ってみることにした。
愛さんは千円札を自販機に入れるとそう呟いた。
ゆうな「そうみたいですね、私もさっき初めて聞きました。」
珈琲の所のボタンを5回押すと、愛さんはしゃがんだ。
愛さん「うちらのルールっていうのがあるんだけど知らないよね?」
ゆうな「…全然分からないです…」
愛さん「族の女は、同じように族になってもらうんだ。それが、うちのチーム。名前は麗樺(れいか)。小学生のあんたを入れるのは心苦しいんだけど…。だからダチ誘っても特別許可は出す。」
はっきり言って、暴走族なんかあんまり興味はなかった。
けれど、断る理由もない。孝太郎と別れるのも嫌だったし、別にチームに入るくらいなら良いと思った。
ゆうな「…分かりました、1人だと寂しいんで友達誘ってみます。」
愛さん「そうだな…でもこれは決まりなんだ。彼氏が彼氏ならしょうがない事なんだよ。それと麗樺は、一切薬は禁止!それと、男関係にだらしない奴もダメだ、もちろん売りもだめ。なんかあったら私を通す!分かったな?毎週土曜日に、駅の裏のストリートで集会やってるんだ。それは絶対顔を出すように!」
ゆうな「分かりました、次の土曜日は行けるようにします。」
愛さん「おう、はんば無理矢理で悪いな…。なんかあったら守ってやるからな!」
毎週集まりがあるとは考えつかなかった。
親になんて言って出て行けば良いのか考えたが、今日みたいにこっそり出て行けば大丈夫だと思った。
あと、愛さんが色々注意事項を言っていたが、分からない言葉だらけだった。珈琲を3本持つのを手伝い、孝太郎たちの元へ行った。
そこでそれぞれ珈琲を手にし、夜空を見上げながら色々な話をした。
そして愛さんがみんなに、私が麗樺への加入の話を切り出すと、はじめさんがとても喜んでくれた。
今考えれば、麗樺に入れるためにはじめさんが孝太郎の彼女の私を呼び出したんだろうと思う。
ただもの珍しく私を見てみたいと言う訳じゃなかったんだろう。
まあどんな理由にしても、暴走族に入ることは全然嫌じゃなかったのでどう思ってたとしても当時の私には関係なかったんだが…。
でもただ一人、孝太郎の顔が暗くなってしまったのが気になった。
かなり遅くなってしまったので、危ないからと孝太郎がスクーターで送ってくれた。
明日香織を誘ってみることにした。