今日、同期の女の子と仲良い女性の先輩3人で昼食をとった。いつもの3人のなにげない会話だったが、女性のはかなさを知った。この7月からのドラマブザービートの話で盛り上がっていた女性陣。毎回、胸キュンをして主演の山ピーがたまらないらしい。ドラマしかありえないシチュエーションがうらやましくて仕方ないらしいのだ。今まであんな胸キュンを体験していないというのだ・・・どんな男としか今まで付き合って来なかったのか、なんかせつない2人だなとむなしく思ってしまう。
俺がみさを胸キュンさせているという自負はそこまで感じてはいないが(本当は結構自負している・・・)、胸キュンさせようとあれこれ頑張って頑張ってめちゃくちゃ頑張った。男は知らないとこで結構頑張ってんだぞ、ドラマの中でも山ピーが見えないとこで頑張ってるんだ。それはドラマだけでなく、現実でもあり得るんだからな!!
昨日、営業帰りに突然の夕立ちに見舞われた。あと少しで支店というところで仕方なく雨宿りをしなくてはならなかった。そこに、そこになんとみさが同じく雨で帰れないという感じに横にきた。久々だった。ずっと話していなかったからなんて声をかけてよいかわからなかった。なるべく普段通りに「よぉっ」とあいさつ。そのあともお互い何を話していいかわからず、激しい雨の音だけがむなしく響いていた。・・・
「なんで無視するの?」
「いや、話したいけど、普通に話せないんだ。やっぱり君を忘れることができない。でも普通にしなきゃ、それが君のためだって思ってるんだけど、嫌な俺がいて、みさとどうにかなりたいっておもっちゃう俺がいて・・・」
ずっと思っていた心のそこからの思い、ずっと伝えたかった思いがこんな雨の奇跡が手助けしてくれた。そこから二人は色々話した。久々に笑った。すごく幸せですごく楽しかった。
雨はいっこうにやまなかった。
「ちょっと荷物持ってて」俺はみさに荷物を預けると雨の中を走った。
会社に戻り、誰も見られないようにこっそりと傘を2本持ってまた戻った。
しかしそこには、みさと後輩の女の子がいた。夕方の時間、みんな営業を終えて戻ってくる時間だから他の人がそこに来ても仕方ない。俺は1本をみさに渡し、その子と一緒に使いなといって、自分は来客があるからとまた、走って戻った。そこにむなしさはなかった。これでよかったんだ。
その夜、君からメールがきた。
〈走って行った時、すごく胸がキュンとなったよ♪ やっぱり、やさしいね。〉