2023-10-02 今より輝こうとする子供たちの光 | ガンバレさかっち(瞳)

 “のだめ”こと野田恵(上野樹里)は、桃ヶ丘音楽大学ピアノ科の3年生。音楽を一度聴けば弾けてしまうという天才的な一面を持ちながら、楽譜を読むことが大の苦手でもある彼女は、作曲者の意図を無視して暴走する演奏をしてしまうこともしばしば、という一風変わった学生だ。一方、同じピアノ科の4年生・千秋真一(玉木宏)は、ピアノやヴァイオリンは一流、というエリート。指揮者を目指し、密かに勉強を続けていた千秋は、飛行機恐怖症のせいで海外留学すらままならないという不遇の天才だった。自分より実力が劣る学生が海外留学することを知った千秋は、エリート専門のピアノ教師・江藤耕造(豊原功補)に逆らい、コンクール出場を取り消されてしまう。その夜、千秋は、元恋人でもある声楽科の多賀谷彩子(上原美佐)と飲みに出かけたが、泥酔して弱音を吐き、彼女に見捨てられてしまう。あくる朝、千秋は、ゴミだらけのマンションの一室で目を覚ます。そこは、のだめの部屋だった。のだめは、千秋の隣室に住んでいたのだ。慌ててその部屋を飛び出し、二日酔いのまま大学に向かった千秋は、新たに担当教師となった谷岡肇(西村雅彦)の元へと向かう。しかしそこには、またもやのだめの姿が。そんな折、のだめは、怪しげな外国人に声をかけられる。ミルヒー・ホルスタインと名乗るその老人こそ、世界的な指揮者、フランツ・シュトレーゼマン(竹中直人)だった。

第8話 新星オケ初陣!トラウマ克服に揺れる恋千秋(玉木宏)は、メンバーそれぞれが出場して
いるコンクールが終わるまで、R☆Sオケ(=ライジングスターオーケストラ)の練習を中止にする。龍太郎(瑛太)は、R☆Sオケを成功させて、いつかプロオケにすることを夢見ていた。しかし、清良(水川あさみ)たち他のメンバーの夢は海外に拠点を置いて活躍することであり、そのためにもコンクールで勝つことが重要だった。彼らにとってR☆Sオケは、あくまでも限定的な活動の場なのだ。千秋も清良たちの事情は十分理解していたが、やはりショックは隠せなかった。それでも千秋は、R☆Sオケのために費やした時間は決してむだにはならない、と信じて指揮の勉強に没頭していく。 そのモチベーションになったのは、ヨーロッパから帰国した千秋の母・征子(黒田知永子)にシュトレーゼマン(竹中直人)がたくしたメッセージだった。 「いつでも見ている。日本でだってどこでだって、僕たちは音楽で繋がっている」。 千秋がやらなければならないのは、音楽に没頭することだと教えてくれたのもシュトレーゼマンだった。 一方、のだめ(上野樹里)は、江藤(豊原功補)とともに取り組んでいたオリジナル曲『おなら体操』を遂に完成させる。幼稚園児に合わせた振り付きだ。すると江藤は、いきなりのだめに大量の楽譜を渡し、この中から曲を選べと命じた。江藤は、のだめを『マラドーナ・ピアノコンクール』に出場させるつもりでいた。 そんな折、桃ヶ丘音大にR☆Sオケのオーボエ奏者・黒木(福士誠治)がやってくる。のだめに恋をしてしまった黒木は、彼女にプレゼントするためにすずらんの鉢植えを持ってきたのだ。それを知った真澄(小出恵介)は、これまでののだめの奇行の数々を話し、黒木が思っているような清楚で可憐な女性ではないことを教えた。しかし黒木は、そんな真澄の話をまったく信じようとはしなかった。
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第9話 コンクールVS留学!決断は別れの予感のだめ(上野樹里)にかけられた催眠術によって
飛行機恐怖症克服のきっかけをつかんだ千秋(玉木宏)は、龍太郎(瑛太)とともに飛行機で北海道に向かった。龍太郎を誘ったのは、本当にひとりで飛行機に乗ることができるかどうか、まだ確信が持てなかったからだった。 R☆Sオーケストラの初公演は、新聞にも取り上げるなど大きな話題を集めていた。さっそく次の公演に向けて動き出した真澄(小出恵介)は、オケのメンバーに連絡を取る。いまだに公演の余韻に浸っていたコンマスの清良(水川あさみ)はもちろん、黒木(福士誠治)や菊地(向井理)、木村(橋爪遼)もやる気満々だった。 恐怖心と戦いながら何とか北海道に降り立つことができた千秋は、ぼんやりと空を見上げながら、海外留学が可能になったことを実感していた。龍太郎は、そんな千秋に、R☆Sオケのメンバーが再演を望んでいることを伝える。留学ができないと思っていたときはR☆Sオケの活動を心の支えにしていた千秋は、複雑な心境だった。 同じころ、のだめは、江藤(豊原功補)の家に寝泊りして、ピアノの特訓を受けていた。のだめは、マラドーナ・ピアノコンクールで優勝し、その賞金で千秋とともに留学するつもりでいたのだ。それを知った江藤は、まともなレッスンも受けていないのにいきなりコンクールで優勝できるはずがない、とのだめに告げる。しかしのだめは、負けるためにコンクールに出場する人間はいない、と返す。 大量のカニやウニを土産に北海道から戻ってきた千秋は、龍見(伊武雅刀)からのだめが江藤の家にいることを教えられる。実は千秋も、かつて江藤の家で特訓を受けたことがあった。江藤の家までようすを見に行った千秋は、江藤の妻・かおり(白石美帆)から、のだめがマラドーナ・ピアノコンクールに出場することを教えられる。すると千秋は、かおりに土産を渡し、のだめに会わずにその場を後にする。のだめが本気でピアノをやる気になったのなら江藤に任せるのもいいのではないか、と思ったからだった。
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第10話 波乱のコンクール!告白と涙の最終章のだめ(上野樹里)は、「マラドーナ・ピアノコン
クール」に出場した。このコンクールで優勝して、千秋(玉木宏)を追いかけてヨーロッパに留学する、というのがのだめの願いだった。一次予選を突破したのだめは、二次予選に挑んだ。しかし、幼いころ同じピアノ教室に通っていた瀬川(伊藤隆大)もこのコンクールに出場していたことを知ったのだめは、その当時起きたある出来事を思い出してしまい、1曲目のショパンの「エチュード」でまったく気持ちのこもっていない演奏をしてしまう。それでも、2曲目のドビュッシー「喜びの島」では、楽しいことを思い出して弾くように、という江藤(豊原功補)の妻・かおり(白石美帆)からのアドバイスを思い出し、千秋のことを思いながらきらびやかな演奏を見せるのだめ。その結果、のだめはなんとか二次予選も通過し、本選への出場権を手にする。 「本選も見に行くから頑張れ!」。 千秋からメールをもらったのだめは、携帯電話をいとおしそうに胸に抱いた。 千秋は、R☆Sオケのクリスマスコンサートに向けて動き始めていた。そんな彼の元に、玉木(近藤公園)や橋本(坂本真)ら、元SオケのメンバーがR☆Sオケのオーディションを受けさせてほしい、と頼みに来る。その真剣な眼差しを見た千秋は、編成の多い曲のときはオーディションする、と答えた。 千秋は、クリスマスコンサートが終わったらヨーロッパに留学することを決意していたが、まだオケのメンバーには言えずにいた。そんな中、ティンパニの真澄(小出恵介)が、プロオケの書類選考を通過し、実技試験と最終面接を受けることになった。プロオケに入ることが夢だった真澄は、もし合格したらR☆Sオケと掛け持ちで活動するつもりでいるようだった。それを知ったR☆Sオケのコンミス・清良(水川あさみ)は、師匠のドゥーン(ジョン・ヘーズ)が帰国前に言った言葉を思い出す。
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第11話 さよならのだめ!!涙のクリスマス公演のだめ(上野樹里)は、マラドーナ・ピアノコン
クールで優勝できなかったことにショックを受け、福岡県大川市にある実家に戻る。のだめの父・辰男や母・洋子たちは、2年ぶりに帰郷した娘を温かく迎えた。が、弟の佳孝は、高い金を払って音大に通っても就職が決まらないのなら不良債権だ、などと悪態をつく。のだめは、そんな家族の前では普通に振る舞っていたが、ピアノには触ろうとしなかった。 一方、千秋(玉木宏)は、龍見(伊武雅刀)の店・裏軒で、音楽評論家の佐久間(及川光博)に会っていた。R☆Sオーケストラのクリスマス公演後にヨーロッパ留学することを決めた千秋は、R☆Sオケの後任指揮者を選定するために協力してほしいと佐久間に頼んでいたのだ。そこで佐久間は、千秋が指名した気鋭の若手指揮者・松田に会い、好感触を得たことを報告する。千秋は、そんな佐久間に感謝しつつも、何故そこまで面倒を見てくれるのか、と問いかけた。すると佐久間は、歴史に名を残す音楽家には人との大事な出会いがあったのだから、自分もそういう人間になりたいのだ、と照れくさそうに答える。 その夜、千秋や龍太郎(瑛太)、真澄(小出恵介)らは、R☆Sオケの飲み会に参加する。その席には、清良(水川あさみ)や黒木(福士誠治)たちに混じって、新たにR☆Sオケに参加することになった高橋(木村了)や、オーディションに合格した元Sオケの面々・・・玉木(近藤公園)、橋本(坂本真)、萌(松岡璃奈子)&薫(松岡恵望子)の鈴木姉妹らも参加していた。その席で千秋は、新しい指揮者の名前を皆に発表する。メンバーは、これで客が増える、と大喜びだ。その姿を見つめていた千秋は、安堵の気持ちと寂しさが入り混じったような不思議な気分を味わっていた。 あくる日、千秋は、龍見から電話をもらい、のだめが実家に帰ってしまったことを教えられる。のだめは、龍見の店にクリスマスケーキを予約していたが、実家に帰ることにしたので代わりに千秋にプレゼントしてほしい、と言い残していったのだという。
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第60話 聖帝十字陵建設のためサウザーの部隊は子供をさらって働かせていた。子供たちの居場所を探るためリンとバットがオトリになりサウザーに捕まる。そして、シュウの言った一言がケンシロウに過去を思い出させる…。

おやすみなさい。