photo:01


先月の中間下牧で、種付けの時期や、初産を控えた、赤毛のブランシェットちゃんなど10名ほどの姉さんたちが、共同牧場から帰ってきました。(のびのびライフから、いきなり狭い牛舎の暮らしで、みんなやや呆然としていた)
photo:20


そして予定日より早く、ブランシェットちゃんの分娩が始まり、草刈り中の親方に、カラスに、子牛をつつかれないように、ちょっと見ていてと言われ
photo:21


草むらでちょっと待機していました。順調なお産に見えましたが、踏ん張り始めたので、近づいて見ると、残念ながら、子牛の顔先と片足の蹄が見えてきた時点で、すでに舌が真っ白で、息絶えていました。。その後、親方が一度手を入れて両足が出てくるように直して、亡骸を、ブランシェットちゃんのいきみに合わせて、引っ張り出しました。ブランシェットちゃんは、さっぱりした表情で、すぐにかみかえしを始めていたので、大変に残念でしたが、よかったです。。
photo:02


ある日は、ゴマ兄さんが器用に、家の窓の向こうの柵に乗っていました。(普段は、スズメさんが止まったり、親方の居間用の、せんべい布団を干したりする)その後、ゴマ兄さんは、出張中で、最近ご無沙汰中です。
photo:05


先月、ミニミニ庭のミニミニひまわりが、咲き始めた頃に、
photo:23


心から牛母さんたちを愛する、道南の酪農家の奥さんの、キヨミさんという方が、私の拙いブログを見て、はるばる突撃訪問をしてくださるという、思いも寄らない嬉しい出来事がありました。
ご自身も、牛母さんたちの、より良い暮らしのために日々、親方同様、石頭な部分のあるそうな、ご主人さんとの仕事に、戦っている最中なところ、ヨレた見知らぬ私に、「1人じゃないよ!」と、遠くから励ましに来てくださったのでした。。
本当に、目に見えないカミナリに打たれた感じでした。
私の方が、いくつか年下なのですが、キヨミさんの、他人の目などは全く関係なく、情熱を持って突き進むパワーは、人生には限りがある、ということを、猛烈に思い出させて下さいました。
そして、自分の今いる地点が、すごく見えた気がしました。。
母さんたちの、本当に厳しい状況は全く変わりないけれど、自分は、その状況を絶対に変えたくて、そのためにはまず、腐っても牧場主の親方と、心からの信頼関係を築くしかないと思い、夫婦の信頼関係を作り上げることを最優先させてきたことを思い出しました。。
それで、こちらが途中だから、母さんたちの方が、まだ実現するはずがないことも、苦しいけれど、納得出来ました。
まさか、こんなに時間がかかるとは夢にも思わなかったし、本当にたくさんの犠牲があったし、誰の役にも立っていないし、ベストな方法なども全くなく、目には見えない作業で、本当に焦りや不安や虚しさが常にあります。
でも、去年より一昨年より、新婚時代などから比べたら全く別人のように穏やかで明るくなった親方の思いが、感じられるようになってきたから、この道を行くしかないです。。
photo:22


キヨミさんは、牛母さんたちを大変に大切にされていたという親友さんの形見として、親友さんの牧場で生まれた子牛のベェちゃんの写真をバッチにされて、カバンに着けていました。
天国から親友さんはきっと、牛母さんたちを愛するキヨミさんを、力強く応援してくれているんだろうなあと思いました。
photo:29


貴重な資料まで、沢山いただきました。
いろいろな場所で、牛母さんたちの、より良い環境のために活動されている方々の存在を教えてもらいました。
例えば、北海道の処分場には、冬場の凍結などの問題のせいか、水飲み場がないところがほとんどだそうです。残念ながら、肉牛として市場へ旅立った母さんたちは、処分される前日には処分場に入り、そのまま繋がれ、喉が渇いたまま、水も飲めずに一晩を過ごし、処分されていくんだそうです。。そのことを調べ、各処分場に、水飲み場を増やすように働きかけている獣医さんがいらっしゃるそうで、本当に涙のこぼれる、知らないことばかりでした。。
photo:08


素敵なパッケージのお土産まで、いただきました。。
photo:09


帰り際、キヨミさんが虹を見つけて、一緒に見ることが出来て、本当に嬉しかったです!
photo:24


キヨミさんが帰られてから、町の絵のサークルに、ちょっと参加し始めてみたり、
photo:25


バイオリンの練習を再開したり(どうしても習いに行きたい先生が見つからないので、一人でボソボソと楽しく)
photo:26


42歳にして初めて、ついに英会話の個人レッスンを見つけて申し込み(最初の見学の時に、全く初心者な私の、細かい癖や、冠詞の使い方の間違いなども、優しく指摘してくださり、先生には面倒な仕事を増やしてしまい申し訳なかったのですが、どうしてもしばらくは、その先生に、グループレッスンでなく、個人レッスンを受けたくて、少し無理を言って頼みました)したりしました。
photo:27


今週は、二番草のコントラさんが始まる予定なので、今日は親方と、こぴっとドライブへ行きました。
photo:28


最近はまた、揉めたり泣いたり揉めたり泣いたりしていましたが、今は本当に、天国の母さんたちのためにも、のんびりのびのび牧場の実現のためにも、もう一悶着も二悶着もしながら、心から信頼し合える夫婦になっていきたいと思います!
iPhoneからの投稿