昨日の午後からの風は、夜になっても収まらず、夜中に目が覚めて、牛舎が吹き飛ばされないかと怖くなるほど、猛烈に吹き抜けていきました。こういうときは、前のようにハッチの子牛たちがハッチごと飛ばされる心配はないので、本当にありがたいですが。昨晩は、少し前に左前が乳房炎になって注射もしたことがあった母さんの、左後のおっぱいから、パーラーに入ってきながらぽたぽたと血が垂れていて、びっくりしました。最初は尻尾が傷をして垂れているのかと思いましたが、尻尾はなんともないし、おっぱいの溝でもないし、まさか乳頭から血が垂れるとは思いませんでした。血乳だけど、塊があって前搾りをしようと思ってもぶよぶよするので、私は、血乳になって塊が詰まってしまったおっぱいだと、なんだか無理やり塊を出そうとするのは、おっぱいが破けちゃう感覚がして怖くて、こういうときは、すぐに抗生物質を入れて治すようにしています。つい先日も、血乳の母さんの塊を、親方が搾って出しきってくれましたが、数日後にはやはり乳房炎になったので、今回はすぐに抗生物質を入れました。念のため熱も計りましたが、平熱だったので、注射はしませんでした。1群に、3群から移してもらった母さんが移動直後におっぱいを踏まれたかしてまた傷をして、それでもミルカーをかければ痛そうですが搾れていたのですが、だんだん傷口が固まってきてしまったのか牛乳が出にくくなってきて、昨晩は一滴も出ず、今朝、3群に返してもらい、今晩導乳管を刺して搾ろうと思います。この母さんも、もともと足のうるさい母さんなので、胴締めでの作業は難しそうなのですが、このままほっておいたら、かちかちになっておっぱいが一本だめになってしまうので、治療するしかないところです。1群の初産の母さんも大分慣れてきてくれたし、糞尿槽に落ちた母さんも、昨晩からかみかえしをしながら待機室で待っているので、移さなくて済みそうです。