MILK♡のブログ

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最近、ある情報が回ってきた。


高校の同級生、ある一人の男子生徒についてであった。




彼とは高校1、2年生で同じクラスだった。


でも、同じ時間を共有した時間より、

共有しなかった時間の方が多かったかもしれない。




1年生の後半に、学校に来なくなった。

それからずいぶん時間が経って、次彼が学校に来たときに見たのは、

片手に松葉杖で体を支えながら歩いてる姿だった。



「ガン」という怪物が、彼の足には潜んでいた。



でも、またすぐに学校に来られなくなった。

今度は「転移」という、ひねくれ者が現れた。



次に彼を見たのは、2年次の11月、修学旅行。

今度は、松葉杖にニット帽をかぶっていた。



修学旅行にも本当は行けるかわからなかった。

修学旅行のギリギリまで、わからなかった。



でも、彼は来た。



大阪のUSJでは、高1の4月から付き合ってる彼女と

一緒に回ってた。



遠くから見た

彼の歩幅、速度に合わせて歩く彼女、

満面の笑みで歩く彼女の幸せそうな顔が、

今までで一番可愛い顔に見えて、

今でも覚えてる。




修学旅行も終わって、東京に帰ってきた。



3学期、ほんのしばらくの間、

彼は学校に通えることになった。



でも、いつしかまた学校には来られなくなった。

そして彼の退学が決まった。



このまま通学しても、単位が取れないということだった。


留年という選択肢もあったけど、

それが彼の出した答えだった。



「病気」と向き合うことの決意の表れだろうか。





それから月日が経った。

今、もういつ力尽きるかわからないという。

回ってきたのはそんな話だった。



そんな話がいきなり回ったせいで、

クラスメイトたち、中学時代の彼の友達も

急に駆けつけているという。





そして、次に回ってきた情報はこんな内容だ。



一気にたくさん来られると体が疲れちゃうから

しばらくは面会は控えてほしいというものだった。



お見舞いに行った友達が、

病院に着いてからそう言われたそうだ。





私は、その情報を耳にして、

私がもし彼の立場だったら、



今まで一度も面会になんか来なかったくせに、

こんな時だけみんなして、会いに来るなよ。


こんなになってから、

必死こいて会いになんかくるな。




って思っただろうなって、思った。



だから、私は、会いに行くのをやめた。


それに、突然一気にみんなが駆けつければ、

彼は「死」を意識してしまうのでは

という恐れもあったから。



でも、私はある自己啓発本でこんな言葉を読んだ。



あなたが死ぬとき、誰が泣いてくれますか。

あなたが死ぬと時、あなたは泣いていたが、

たくさんの人に笑顔で迎えられた。


あなたが死ぬ時、あなたが笑って、

たくさんの人に泣いてもらえるような人生を送りなさい。




また、私の恩師にはこんなことをいわれた。


人生の財産とは、

最期にきいた人たちの声だ。




もちろん、彼のもとに駆けつければ

勇気になるかもしれない。



それに、彼は私とは違って、とても優しい。



きっと、よろこんでくれるだろう。




だって、気づけば彼の辛い顔、

一度も見たことがなかった。



なのに私はいつも眉間にしわを寄せて生きてきた。



彼は、すごい。





でも、私が彼のもとに駆けつけることはないと思う。


でも、もし声をかけるなら私はこういう。





私は、今ある教授のもとで法学を学んでいる。


なぜ殺人は一番刑が重いのか。

それは、国家が一番守りたいものが「命」だからだそう。


つまり、命が一番大切だってこと。



そんな一番大切で、

一番大変なものである命と日々向き合えるあなたは、

他のどんな問題にも打ち勝つことが出来ると思う。



私は、日々やってくる様々な問題から逃げ、

追われ、今では問題は山積みだ。



そんな問題を片づけられない私なんかが

命となんか向き合ってしまったら、

一瞬でやられてしまうだろう。



一番大変な問題と向き合ってるあなたは、

ほかのどんな壁が現れようとも、

十分に打ち勝つ能力がある。




私は逆だ。

様々な問題と闘いながら、

あなたみたいに最大の問題に打ち勝つ力をつけるよ。



って。