教科書はゴミ箱へ? | からっぽの頭で考える

教科書はゴミ箱へ?

この話しはアッシが小学1年生の

夏休みの事件すわ。

ピカピカの1年生。

小学校入って、初の夏休み。

「ウキウキ ワキワキ」

嬉しいじゃないっすか?

1学期頑張りましたもん。苦痛だよ。

それでもさ、毎日、ちゃんと学校行きましたよ。

何度もうんこ我慢しながら坂を登る時もあったさ。

勉強? そんなのしないっすよ。聞いたフリでいいんすよ。

でね、夏休み前に教科書とか えのぐセットとか全部

持って帰ってくるじゃないすか?

「う~  開放された~」みたいな気分でさ。

いらなくなった、教科書をバンバン

ゴミ箱に捨てましたよ。

だって1学期終わったもん。

「さよなら~」

「ごくろうさ~ん」みたいな事 言ってさ。

長いね。学生の夏休みって。

でもさ、楽しくて あっというまなんだよね。

8月25日ぐらいになるとさ

一気にテンション下がってさ。1日1日を大切にしだしたりしちゃうのよ。

でもさ、放置してた宿題に追われてるんだけど。

それでもって2学期を迎えるのだよ。

オイラはさ、学校始まって、ひとつ思うのだよ。

「教科書はいつ配布されるのだろう?」

「配布されるまでは、授業もないのかな?」

「わ~い わ~い。嬉しいな~」なんて喜んでさ。

2学期、登校2日目だよ。1時間目は「国語」だよ。

クラスの民がさ、こぞってふる~い教科書だすわけだ。















「クラスの友よ!今更、それを出して何の意味がある?」









「時代は変わったのだぞ! 今は2学期じゃ!」

先生が言ったよ。












「45ページ開いて下さい」










みんな開いたよ。

俺のテーブルには ノートとカンペンだけ。
















「知らなかったんだよ・・・・」

「教科書を1年 フルに使うなんて・・・」















クラスの衆よ!なんで教えてくれなかったのだ!

「先生ぇ!教科書は捨てないように」って

「なんで、指導しないんすか?」

結局、あたくしは 2学期 3学期って

毎日、毎時間、他のクラスから教科書を

借りまくったさ。