私が理学療法に初めて出会ったのは、中学生の頃でした。踊りをやっていて、身体のことを学ぶ上で見つけた職業。その頃は、どんなふうにして身体を動かすのか、怪我をしたときにどんなアプローチをすれば回復できるのか、それらを学ぶのが楽しくて、『私は理学療法士になりたい!』とずっとそこを目指してきました。

 

大学の学校調べも理学療法が学べるところにして、オープンキャンパスもそこしか訪れずに...。ただ、ある大学の学校見学に行ったときに、ふらっと看護学科も覗いてみたんです。ずっと理学療法学科ばかり見学していた私にとって、看護という世界は全くの別世界でした。

 

小さいころから、医療知識を学んだり健康管理に力を入れたりするのが好きだった私は、看護学科を訪れて久しぶりに、そうして医療についてたくさん学ぶことの楽しさを思い出しました。これまで、『私は理学療法に進むから』と他の学科にあまり目を向けていなかった自分を少し後悔しました。もしかしたらまだ見つけていないだけで、他にも魅力的で自分の目指したいと思える学科があるかもしれない。

 

そう思い立って、たくさんの職業や大学について調べてみました。医療の中にも現場ではなく制度の面から支援をする職業もあるし、医療から離れてみても私の知らない素敵な職業がたくさんありました。こうして、多くの情報をもう少し早い段階で受容していたら、選択肢が広がったかもしれないと思うことも多々...。

 

私は結局、一番学んでいて楽しくて、かつ大変な道に進みたいと気持ちが固まりました。楽しいだけではなくて大変な場所に行きたいw。楽をして目指せる職業よりも、努力して努力してやっと手に入る職業を。そして、誰かのためになる職業をと。

 

ここからの私の努力次第だけれど、看護に進みたいと思います!理学療法ももちろん魅力的だし、私が普及させたい予防リハビリのためには学ぶべき分野だと強く感じているので、看護をゴールにするのではなくて過程としてとらえようかなと...。そんなに甘くないわい!とおっしゃる方もいるかとは思いますが…。今はこの選択が将来のためになると信じて、突き進みます!

 

話を戻しますと…。

私の場合、早い段階でやりたいことが見つかりましたが、それによってたくさんの選択肢を狭めて他の物事を見てしまっていたように感じます。盲点になってしまっていた。

 

10代の私の言うことには説得力がないと思いますが、皆様も日常生活のふとした場面でもう少し視野を広くして景色を見てみませんか?!私は最近、そうしようと意識して行動するように心がけています。

 

今週も折り返し地点は入りましたね!寒かったり少し暖かくなったり...。季節の変わり目は不安定になりがちですが、気をつけながら頑張りましょう!(頑張りすぎずに(^^♪)

 

ではでは!!

 

2023.10.11 川本依奈