実は、翻訳を本格的に始めてこの5月で丸10年になりました。そこで、現在の自分の立ち位置を確認する意味で少し振り返ってみたいと思います。

 

漠然とではありますが、翻訳家になりたいと初めて思ったのは20代半ば頃でした。当時はまだ高校教員に採用されて間もなかったと思います。

 

当時、『翻訳の世界』という雑誌があり定期購読していました。そこで紹介されていた通信講座に応募することにし、1年間ほど続けました。確か3級以上を取得すると翻訳者になれるような話だったかと思います。

 

いろんな分野の翻訳をして、採点・評価されるのですが、結局4級で終わり翻訳家の道にはつながりませんでした。

 

その後は教員の仕事が忙しくなり、また毎日と言っていいほどいろんな事件が起こったりして、それに対応する日々で疲れ果て、翻訳どころではなかったように思います。

 

30代になり、転勤で3校目の赴任先で今の家内と結婚し、子供が生まれ、仕事に加え、保育園の送り迎えや日々の慌ただしさで一日があっという間に過ぎてゆきました。

 

そうした生活が少し落ち着きだしたころ、30代後半から40歳になる頃でしょうか、大阪にある翻訳の専門学校に数年ほど通っていました。

 

そこでは小説の翻訳を幅広く学びましたが、私自身は芽が出ず(当時の仲間の中には、現在?ハーレクインロマンやハーレクインイマージュ、ハーレクインクラシックなどの翻訳を仕事にしている人もいます)自然消滅しましたが、講座終わりに飲み屋で仲間と一緒に将来?を語り合ったのが今となっては懐かしいです。

 

その後40歳過ぎた頃また転勤しましたが、その頃翻訳者ネットワークAmeliaと出会い、会員となり、数年後には「字幕<吹き替え>」でプロとして認めてもらえました。

 

その間、いくつか仕事をもらえ、少し活動したのですが長続きせず、そうこうしているうちに(当時勤めていた高校が文科省のSELHi指定校となり土日も出勤するほどの忙しさになり、翻訳どころの騒ぎではなくなりました)、50歳が近づき最後の赴任校へ。

 

ここでは前任校とは打って変わり、(多分いわゆる「進学校」ではなかったり、子供にも手がかからなくなったせいでしょう)結構自分の時間が持てるようになりました。この頃、いろんな会社等が主催している翻訳コンテストにも応募し、何度か優秀賞や佳作にも当選しました。

 

それまで、翻訳家になろうとして小説や字幕などの分野を目指していたのですが、実務翻訳の分野に需要があるのを知り、そちらに方向転換することにしました。

 

で、翻訳会社のトライアルをいろいろ受けたのですが、なかなか通らず、合格後実務翻訳分野での仕事を紹介してもらえるとのことで、(株)サン・フレアが実施しているTQE(翻訳実務検定)を受検することに。これにも合格するまで5回ほど受検した記憶がありますが、何とか合格でき、これでプロへの一歩を踏み出せるものと思いました。

 

これと並行して翻訳会社のトライアルも受験していたのですが、少しずつ通過するようになり、2年ほどしてようやく仕事の依頼が来るようになりました。といってもMTPE関連の仕事などが中心だったのですが。教員の仕事を辞めたのはこの頃だったと思います。

 

ですが、最初のうちはこれだけではあまり収入にはならないので、登録していたクラウドソーシング(3社)を通じて翻訳の仕事をしたり、専門学校の講師をしたりしていました。

 

かなりざっくりとした話ですが、結構長くなってきましたので、続きは次回ということにさせていただきます。

 

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。

 

また、明日以降にこの続きを書きたいと思います。よろしければお付き合いのほどを。

 

では、また。