昨日の続きです。2年半ほど前、ある出版社からスピリチュアル系書籍の翻訳トライアルへの誘いがあり、応募したところ、これが何と採用されたのです。

 

トライアルは実際に出版される書籍の冒頭何ページかを翻訳して、それを審査するというものでした。もちろん全力を尽くしましたが、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした。

 

といっても、これはいわゆる下訳者としての採用でしたが、最終的に報酬の方も30万円余りいただきました。

 

実は、この数年前にもある図録(約400頁)の翻訳をしたことがあるのですが、これはクラウドソーシング経由の仕事で、しかも個人様からの依頼ということもあって、報酬の方も10万円弱と格安の報酬だったと思います。

 

というわけで、私が初めて翻訳者(下訳とはいえ)として担当した本書は無事2023年秋に出版されたのですが、その数か月後に出版社からメールで連絡があり、何と「次作(ライフサイエンス系書籍)は〇〇さんのお名前で出版させていただきたいのですが、ご対応は可能でしょうか?」という打診があったのです。

 

つまり、前回の仕事が一応評価されたということなのでしょう。私としては、天にも昇る気持ちでした。

 

さらに幸運は続きます。2作目を納品した2か月後、またまた同出版社から「今回、また別のオファーがあるのですが、お受けいただけますか?」との連絡があったのです。

 

こんな感じで3作続けての依頼が先日一応終了したところです。でも、この先はまだ分かりません。一つ一つの仕事を丁寧にこなしてきたつもりではありますが、結果がすべてなので次回はどうなるか分からないと思っています。それまでは別の小さな仕事を一つ、また一つこなしていくつもりです。

 

3回にわたりこの10年をざっくりとではありますがふり返ってきて今思うこと……

 

『翻訳を通じて得たもの(=いわゆるプラス面)』

① 翻訳書を出版するという夢の実現

② 何度失敗しても諦めない限り、道は開けるものだということ

③ 自己管理の大切さ(常に健康でいること、一定のペースで根気よ く(時に長期にわたり)仕事を進められること)

④ 周りの友人たちから「大変だったでしょ。でも、凄いね!」と声を掛けられるようになったこと

⑤ 少しばかり自信を取り戻せたこと(もともと自己評価が低い)

 

こんな感じでしょうか? その一方で、

『翻訳で失ったもの(=いわゆるマイナス面)』

① 時間(長期にわたり、常に翻訳中の書籍のことが頭から離れず、気の休まることがなかった)

② (当然のことながら)長期にわたり「引きこもり状態」の生活が続くこと

③ ②との絡みで、それまで以上に人と接する機会が減ったこと(極端な場合、家族以外との会話は一日中皆無)

 

これ以外にもいろいろありそうですが、今思い付いたのはこんなところです。

 

この先のことは本当に分かりませんが、これからも、とにかく与えられた仕事を一つ一つできるだけ丁寧にこなしていくつもりです。それがフリーランスの宿命だと思うからです。

 

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。次回からは、また別の話題でお話させていただければ幸いです。

 

では、また。