女流義太夫(人間国宝)竹本駒之助(たけもと こまのすけ)さん、かく語りき。
舞台は、その日の身体の調子に影響されますから、本当に健康でないとだめなのです。体調を整えて、最高の調子にもっていかないと、自分の思うような舞台はできません。 本番の日のために、十日、二十日とお稽古を積んでいきます、
でも、本番は、お稽古の半分が出せればいい......。舞台は、なかなか思い通りにできるものではありません。
稽古では、きょうを最高の状態に持っていけるようにします。稽古だからといって、楽なことをやっていたのではだめです。「稽古が本番」なのです。きょうの稽古を命懸けでやらなくては、決して上手にはなりません。
※三味線と共に語る芸能が浄瑠璃。その一つに義太夫節。女流義太夫は人形浄瑠璃(文楽)とは違い、三味線と語りだけで曲(演目)の登場人物を語り分ける。この芸の正統を今日に受け継ぐのが人間国宝の竹本駒之助さん。←以上、受け売り。