岸壁の母


というドラマを観ています。


主演は

市原悦子


その息子役は

大和田獏


ですが

私が一番心を惹かれるのは

息子の学校の先生で母子の面倒を親身になって見てくれた

三浦先生(演じているのは山本耕一)

です。


三浦先生は

兵隊にとられて外地へ行くのですが

政府から戦死の通知が来て

奥さんは他の人と再婚してしまいます。



戦死通知は間違いで

実は生きて復員して来ました。

しかし

奥さんは再婚して子供も生まれ

三浦先生は教師を辞めて

ヒロポン(覚醒剤)中毒になり

市原悦子のところにも来てお金を騙しとるようなことをしてしまいます。


市原悦子は

家賃が払えず住むところに困った時

自分と息子を家に泊めてくれたり

息子のことを心配して面倒を見てくれた(三浦先生は自分の本を売ってお金を作ってくれた)三浦先生を心から信頼しています。



今朝、新聞にこう書いてありました。


同じ国の中でも
戦争になると
犠牲を払わず得をするだけの人と
犠牲を払うばかりの人
がいる。


岸壁の母である市原悦子もその息子も三浦先生も

人生を破壊された犠牲者です。