誰かが助けようとしているのか



誰かが殺そうとしているのか



いまいちわからないけど



ナカワキを人に会わせたがっている偶然をいちいち面倒なものから誰かの策略に思えてきて



口車に乗ってあげてるわけです



がちゃぴんすら見ました






そういうとき


もし話をすることがあれば決まってきちがいみたいに話をしてみる



それがナカワキらしいと思うんです



でも



それが卑怯なような気もするけど



視界にはいろんな卑怯がもっとひどく漂っているから


ちょっとくらいいいやと思えて



甘い葉巻を吸いたくなった


むしろ


今までの方が卑怯だったのかもしれないけど



それを確かめるには会える人が少な過ぎる







金木犀の香りが薄らいで



またその甘さを忘れるんだ