雪は嫌いです、街はしろくなるけど

悲しみで人を逢えなくさせるから

だから雪が降るまえに

ふたりを巡り逢わせて

思い出だけでも届いて

「愛しつづけますか。

 生き続けますか。

 心を開いていますか。」

悲しさ知ってると言うけど

だって寂しさに勝てるわけがない?

だからそんな事気にしないよね

止まってしまった二人の

時を戻せるのなら

何もかも捨てていいよ

だから雪が降るまえに

あなたの心を見せておくれ

愛に包まれて眠りたい

窓に映る夢じゃなく

窓に落ちる雫のように

ふたりを巡り逢わせて

いとしい思い出だけでも

「笑っていますね
 
 愛されてますね。

 今のあなた、幸せですね。」

傷つくことなんか何も怖くはないのに

ずっといつまでも生きている約束だった

しろ色に染まって行く街にひとり

あなたのしずくを探して

この涙色の夜に誓った

例えほんの短い時間でも

生きて変わらずに話して

なみだが雪になるまえに

あなたをしずくに変えて連れ去り

想い出ををあたためていきたい

そして再び出逢いたい

美しいストーリーのように

だからもう一度 奇跡起こして

どんなに祈ってもあなたはいないの

こころに雪が降るまえに

あなたの想い出を降り積もらせて

愛に包まれて眠りたい

窓に映る夢じゃなく

ふたりを巡り逢わせてくれた

思い出だけ残して見えなくなった

悲しい思い出は雪の中に置いてゆく

きっとあなたも笑ってるから

心の中のたびを続けるね