競争社会、自己責任、自律、自己実現、お一人様、孤食、孤立、無縁社会..


お茶の間でみんなでテレビを観たり団欒したりしていた時代は移ろい、


各自がスマートデバイスを俯きながら覗き込み、それぞれパーソナルな情報世界に浸っている。


世の中は、孤立した個人の集まりへと形態を変え、集団としての全体機能性は希薄になっていると思われる。



しかし、たしかなことは


人はひとりでは生きていけない、ということ。


二足歩行と引き換えに、骨盤が変形して生まれてくること、出産すら、協力がなければできないのだ。


裏を返すと、人だけが「協力」できる種ともいえる。



このことを意識していれば、本来備わっている能力で危機を回避できるのかもしれない。


人、という種の特性について、もっと合理的に評価する必要がありそうです。