昨年夏、甲子園初出場で


愛工大名電など競合を次々と破り旋風を巻き起こした清峰。


今年の春は、ついに準優勝を勝ち取った。


決勝戦では、21-0と大差で敗退したが


地元出身者だけで作りあげた県立高校の強さは、


多くの人の心に感動を残したはずだ。




吉田洸二監督(36)が着任した01年、部員は10人だったという。


専用グラウンドはなく、部費も年間わずか14万円。


部員の半数以上は、学校のある佐々(さざ)町の隣の


佐世保市から電車で通い、練習は午後7時で切り上げなければならなかった。


吉田監督の母校・佐世保商の後輩、清水央彦(あきひこ)コーチ(35)との二人三脚で、


03年夏の長崎大会で強豪校相手に互角の戦い。


「清峰にはすごい指導者がいる」とのうわさを聞いて集まったのが今の選手たちだ。


そして、一気に全国舞台へ。



日本の端っこ九州から


全国を目指している若者がいるんだ。


いつだって、応援してるよ。