取り返しの利かない年齢になっちまったけど


講堂で 内田とギターを弾いてた頃は


いまだに昨日のようだ。



ひょっとすると 昨日よりも鮮明に


立ち返れる場所かも知れない。


同郷の先輩である財津さんの曲を


何度もテープで聞いて


ミミコピしていたあの頃。。



hebeという西通りの喫茶店が出来たのは


僕等が高校を卒業する頃だったか。。


あの頃の福岡には、


けや木通りのミーニモという


長崎出身の建築家のやってる店があったり


(僕は、臆面もなく ここでピアノを弾かせてもらった)


KIKIというカフェバーがあったり


あの時代的な店がいくつもあった。


西戸崎のリトルボナーを知っている人は居るかな?


アメリカンコンボイを内装した


ホットドッグの美味い店だったように


記憶している。



見るものも味わうものも振り返って映る風景も


すべてが なんとも切ない紗が掛かっていた


あの頃。。



自分の大きな 夢をおうことが

今までの僕の 仕事だったけど

君を幸せにする それこそが

これからの僕の 生きるしるし



こんな曲を聴きながら


なんにも判っちゃいなかったんだけどね。。




【青春の影】


財津和夫 作詞/作曲


君の心へ続く 長い一本道は
いつも僕を 勇気づけた
とてもとてもけわしく 細い道だったけど
今 君を迎えにゆこう
自分の大きな 夢をおうことが
今までの僕の 仕事だったけど
君を幸せにする それこそが
これからの僕の 生きるしるし


愛を知ったために 涙がはこばれて
君のひとみを こぼれた時
恋のよろこびは 愛のきびしさへの
かけはしに すぎないと
ただ風の中に たたずんで
君はやがて みつけていった
ただ風に 涙をあずけて
君は女に なっていった


君の家へ続く あの道を
今 足もとにたしかめて
今日から 君はただの女
今日から 僕はただの男