山笠ばかりが注目を集める
博多の七月。
750年を越える博多山笠と比べると
まだまだ赤ん坊だけど、今年で19回になる祭がある。
アジア各地の映画を集めて上映する
「第十九回福岡アジア映画祭」が7月から福岡市で開催されている。
韓国、香港の新作をはじめ10カ国・地域の17本を上映し、
一部の監督との意見交換も行う。
この映画祭のすごいところは、
もともと映画ファンのボランティアが集まり、
今村昌平監督らを招いてスタートさせたことだ。
テーマをアジアに絞り、各地の秀作、意欲作を上映し、
監督、俳優ら映画関係者と市民との交流に努めてきた。
19回目の今回は、韓流ブームにも応えようと、韓国作品を最多の5本上映する。
バブル崩壊も乗り越えて、前世紀から続くアジアの映画祭。
こげな人達がおるけん、活気を保ちながら町が生きてゆける。
山笠も映画祭も、博多にふさわしい祭です。