ぼんやりした曇り空。
6月20日、父の日。
午前9時ちょうど。

可愛くて優しくて、温かい、愛しい長女のひかる。
家族みんなに見守られて、ゆっくり目を閉じました。
4歳10ヶ月。
もうすぐ5歳だったね。

ひかるは「言葉」を口からたくさん話すことはできなかったけど
しっかり「言葉」を伝えてくれて、たくさんの幸せをくれた。

ひかるのくるくるで腰まで伸びた良い匂いの髪の毛。
一緒にお風呂に入って洗うのがパパの幸せだった。

ひかるの二重でパッチリの目と、キレイにカールしたまつ毛。
いつも澄んでいて、優しげな目が一番好きだった。

候補にしてた名前なんてぜーんぶ吹っ飛んじゃうくらい。

産まれたとき、一番印象的だったのもひかるの目だった。
だから「ひかる」って名前にしようって思ったんだ。
たぶん、パパが一生で一番誇れる仕事?だったんじゃないかな?
良い名前だなぁって。

ひかるの特徴的なお団子みたいな鼻。小さくてプニッとした口。
手術して、ホントにキレイにしてもらったよね。
笑うと少しだけ出るエクボが可愛かったよ。

ひかるのたくさん頑張った胸と心臓。
ひかるの胸に耳をあてたり、手をあてたりして
ひかるがしっかり生きていることを確かめるのが嬉しかった。
熱があったり、体調が良くないと、はち切れんばかりに強く鳴ってた。
手術にも耐えてくれて、ホントによく頑張ったよ。
ありがとう。

ひかる。パパを「パパ」にしてくれてありがとう。


ある人が言ってた。
ひかるちゃんには産まれたときから羽が生えていて、
パパとママが羽を育てて、飛べるようになったからお空に飛んでいったんだよって。

パパとママ2人だけじゃなくて、ひかるにはたくさんの人が力をくれたんだ。
友達、友達のパパ、ママ、先生、看護師さん、ボランティアの方。
その他にも数え切れないけど、たくさん、たくさんの人に支えてもらえたんだよなぁ。
みんなにありがとうだね。

ひかるもみんなに力をくれたんだ。
たくさんの人を繋げてくれる力がひかるにはあったよ。
親バカだけど…ホントに特別な子。
きっとひかるは、ひかると過ごしてくれた、ひかるを想ってくれたみんなの心の中に、いつまでも光り続けてくれるんだろうね。

今はただ、ひかるはすごかったんだなぁって気持ちと
ふとした時に、ひかるがいないと感じる寂しい気持ち。
ひかるは痛いとか苦しいから解放されたのかなぁ?って思う気持ち。
きっと父の日だったのも…この日までって思ってくれてたんだろうね。
複雑だよ。

寂しくて悲しくてつらいけど、それだけじゃいけないと思う。
きっと泣いてばかりじゃ、ひかるは喜んでくれないよね。
安心できないと思う。
ひかるを想うと涙は止まらないけど…
みんなしっかり生きていくよ。

だから…
ずっとひかるを忘れないように、いつも心でひかるに呼びかけるようにするよ。
忘れるのが怖いからじゃなくて、いつも一緒にいるって感じていたいから。
そして、本当に一日一日を一生懸命頑張ったひかるに、少しでも胸を張れるように。

パパとママ、つばさがひかるのところに行くのは何年後、何十年後かな?
ひかるが頑張ったように、みんなしっかり生きてからひかるに会いに行くね。

そして、もし、来世とか生まれ変わったらってのがあったら…
また一緒に暮らそう!
また会えるのを楽しみにしてるよ。

ひかる、大好き。
愛してるよ。
またね。