栃木県 那須塩原市 鍋掛
『鍋掛神社』
濃緑の木々と、赤い屋根。
その対比が可愛らしい神社。
神社のお名前に鍋掛……地名にも鍋掛……?
不思議な地名、鍋掛。
数年前、仕事でこの地域に来たことがあって、お寺に立ち寄った際に、生粋の鍋掛マダムとお話する機会があった。
鍋掛マダム曰く「この地域は昔、作物が育たない厳しい土地だった。でも、ご先祖様達が頑張って豊かな土地に変えてくれた」。
「子供の頃は、鍋掛出身と自己紹介するたびに笑われて本当に嫌だった。皆が鍋なんて変だ!とからかうから、すごく恥ずかしかった」と。
私は、疑問をストレートに伝えた。
「占いの鍋じゃないんですか?鳴釜神事みたいに、湯を沸かして音を聞くタイプの。だから、占いの八卦みたいな“掛”がつくのでは?厳しい土地だったからこそ、占いで豊作祈願のような神事をしていたのでは…?」
……よく分からないけど、鍋掛マダムは納得してくれた。(たぶん、めんどくさいタイプの人間と判断されたのだと思う。)
不思議な地域名だったので、後でググってみると「昔、この辺りは奥州街道の宿場町だったので、飯炊き用の鍋がたくさん干してあったから、鍋掛となった」とあった。
……なんでだろう……私、全然、信じられない。
古い地図を見ると、豊臣秀吉の時代には「鍋掛」の地名があったらしい。
そんな理由からセカンド・アタック『鍋掛神社』。
神社は、3.11東日本大震災の被害に遭い、色々と修繕したそうです。
……でも、神社には鳴釜神事の釜が無い。……違うのかなぁ?
でも、栃木県北部には源氏が隠れ住んだ鍾乳洞『源三窟』があるんだよね。関係ないのかな?
※『源三窟』は、源義経と共に壇之浦で戦った源有綱とその家臣が隠れ住んだ洞窟。(有綱の祖父は鵺退治で有名な「源三位頼政」)
……農業には厳しい土地=隠れ住んだような雰囲気が、福島県の『御鍋神社』に似てる。
……神社の名前「鍋掛」と「御鍋」……鼎っぽい雰囲気も似ている。
わざわざ「鍋」を名前に付ける所が、身分の高さを匂わせている感じもするし。
……『源三窟』に隠れ住んだ人達の行方が分からないのも、福島県の『御鍋神社』の平一族とよく似てる。
でも……ただの妄想かなぁ…
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