1950年~1960年代の映画が大好きで主にネット配信で観てるんだけど、監督ヒッチコックが苦手です。
ブロンド美女が追い詰められ、恐怖で顔を歪ませ、悲鳴を上げる表現が……
「これって監督の性癖ですよね…」
と感じてしまい、予告の段階で断念してしまう。
女子高に通っていた時、体育の授業が嫌いだった。
正確には体育教師のA(男性)が嫌いだった。
体育教師Aは「制服が夏服期間中はジャージの長ズボン禁止、ブルマで授業を受けろ!」「半袖シャツはブルマにきっちり入れろ!」「長ズボン履いてる奴は授業開始したら理由を言いに来い!」「以上が守れない奴は単位はやらない!」と、とても厳しく指導していた。
「でも、それって貴方の性癖のための指導ですよね?」
が、クラスメイトの意見ではあったが、皆仕方なく従っていた。
その日は7月、授業はバスケットボールだった。
私と友人は体育館の通用口前に座り、おしゃべりをしていた。
校庭からの風がナマ足に当たり涼しいなぁとは思っていたが、なんか違う感触がする?
もしかして友人が、私の膝下から足首までを撫でているのかしら……と思ったら、友人の手は彼女自身の両膝の上にある……?
あれ…何この感覚……?
視線を感じ、校庭側を見る。
ニヤニヤ笑いの体育教師Aの顔がすぐ近くにある。
私の膝下を撫でながら「足ツルツルだなぁ…」と言い放つと、何事もなかったかのように授業の指導を始めた。
私が呆然としながらも「◯◯ちゃんが足触ってるんだと思ってた」と言うが、友人も言葉を失い返事すらしてくれなかった。
あとで聞いた噂によると、男性体育教師Aの嫁は元卒業生だったということ。
絶対ブルマ王権授業はやっぱり性癖なんだなぁと確信した。