西会津の『大山祇神社(おおやまづみ じんじゃ)』の神様、野沢の山の神様は
「3年続けてお参りすると“一生に一度、なじょな(どんな)願いも聞きなさる(叶えて下さる)”」
と、古来から厚い信仰が寄せられてきました。
観光パンフレット見ると、参道が山登りスタイルだし。
でも山の神様とか縄文っぽい雰囲気とかするしちょっぴりキュンキュンする……
2021年6月某日。
私、春の例大祭『大山まつり』に行って来ました。
このまつりは毎年6月1日から1ヶ月間、家内安全と五穀豊穣を祈願するもの。
その日、『大山祇神社』境内に着いたのは昼前。
朝ごはん無しで運転してきたので、まずは腹ごしらえです。
境内にはアンティークな昭和建築の食堂ばかり……
迷っちゃうなぁ~と嬉しいニヤニヤ笑いしながらも即座に『光盛館』に入りました。
本日は「ニシン定食」と「タケノコ卵とじ」を堪能しました。
右上から「ニシンの甘露煮」「なめこ汁」「お漬物」「フキノトウの酢の物」「ごはん」「ゼンマイ」。
全てが甘い味付けなので人によっては好き嫌いが別れるとは思いますが、私的には“山菜料理の目標にしたい味”、“お弁当のおかずに真似したい味”でした。
「ニシンの甘露煮」は小骨がありますが、奥歯でガリガリ噛めます。(細い骨が苦手な人は無理しないで、でも何かあったらごはん丸飲みで対処してね。)
それから追加注文の「タケノコ卵とじ」。
こちらのタケノコは「まがり竹」という名前で、外側の皮を剥いていくと半分以下の大きさになってしまうそうです。
国産物でフレッシュな状態の物は(加工品ではない)、この季節限定の、とても貴重なもの。
こちらの一品料理のタケノコは、この地域で取れた物です。
スタッフさんオススメは一番柔らかい先っちょ部分。
タケノコ・ミルフィーユな、繊細な食感が味わえます。