◆2004年 5 月 21日 ~旅日記より
やはり最近はNHKワールドの受信状態があまりよくないので、朝方はまた北朝鮮放送の「チョソンの声放送」を聴いてしまった。
夜中からの靄は朝になってもかかっており、またもやテント内部や寝袋外側も濡れてしまい困るね。
天気も悪く気温も低いので乾かすのに時間がかかる。
8時40分出発。待望の?風が出て来た。
あまり強い風ではないけど、快適さは実感としてある。
15kmぐらい進みチリ側のサン・セバスチャンに到着、そして9時40分チリ出国。
商店を通り過ぎてしまったので食料品はアルゼンチン側で購入することにしよう。
16kmぐらいでアルゼンチン側のサン・セバスチャン(まぎらわしい!)着、そして11時45分アルゼンチン再入国(時差があるので、実際には1時間ぐらいで来た)。
ここにはスタンドと商店があったが、パンはなく、仕方ないので安く量の多い400gクッキーを購入。
またここのボーダーは、情報では眠れたりお湯が使えるとのことだったので、ウェイティングルームに入り、頭や上半身をお湯で洗い、ついでに着ていた長袖シャツも洗濯して乾かしいると、少し焦げてしまい慌てた。
2km進むと舗装路となり、風も追い風で順調。
平坦な勾配で周囲は牧場が広がる。
グアナコは、あの独特な鳴き声を響かせ、羊の群れは犬に追い立てられ道を横断していた。
◆走行距離 75km ◆総走行距離(18036km/走行223日間)
◆最高時速 33.0 km/h
◆平均時速 16.7km/h
◆時間 4時間 30分
●出費 5月 21日
●クッキー2.4、アメ0.1
計 2.5(合計 2993.56ペソ)
1USドル⇒2.83アルゼンチン・ペソ
◆2004年 5 月 22日 ~旅日記より
夜露で濡れたテントは外も内側も凍っている。
冷え込んできていることを感じながら外へ出ると、まだ星が輝いていた。
今日は晴れのよう。
雲が多いながらも久々の晴れ間で、またオレンジに染まる朝焼けも久々に観た。
昨日のような追風はないものの、リオグランデへ向けペダルを漕ぎ進む。
急いでいるのには理由がある。
南米はシエスタ(長い昼休み)をとる習慣があり、12時を回ると商店なども休憩に入る恐れがあるから。
このシエスタで何度も予定変更をしたことか・・・。
38kmぐらいで、リオグランデに着いたが、セントロへは入らず、ウシュアイア方面へ進み、途中に大型スーパーがないか町の人に聞き、そこへ向かい買い物を済ませる。
そしてスタンドで水を汲ませてもらい、濡れた寝袋を自転車の後ろに括り付け、乾かしながら走行。
大西洋は昨日より青く見える。
汗はかくものの、晴れていると気分が良いよね。
15時過ぎ、野営場所を探していると雲が多くなってくる。
また今夜も霧や靄になるのだろうか・・・。
◆走行距離 68km ◆総走行距離(18104km/走行224日間)
◆最高時速 43.0 km/h
◆平均時速 15.7km/h
◆時間 4時間 20分
●出費 5月 22日
●食料品26.4
計 26.4(合計 3019.96ペソ)
1USドル⇒2.83アルゼンチン・ペソ