◆2004年 5 月 1日 ~旅日記より
昨日の出会いには本当に驚いた。
こんなこともあるんだと、改めてこれからの自転車旅が楽しみになった。
そんな素晴らしい出会いの次の朝は雨降りで、小雨の中9時にトレッキングへ出発。
リュックの中には、手袋やカメラなど最小限に抑え少しの荷物。
ロス・トレス湖を目指し、紅葉の樹々のなかを歩み出すが、じきに雪が舞ってくる。
リオ・ブランコキャンプ場まで約2時間半で、そこからがキツイ上りとなり、積雪で足元が滑り危険も感じる。
周囲はガスがかかり山々が見えないぐらい視界不良。
それでもロス・トレス湖には12時半着。
リオ・ブランコから50分ぐらいだろうか・・。
ただ残念なことに、目の前の湖がハッキリ見えないぐらいガスや降雪で、どうしようか迷う。
せっかくここまで来て、こんな景色しか見られないのはもったいない。
しばらく寒い中座って待つことに・・・フィッツロイがボヤ~と見えたり、また消えたりで、待つこと2時間少しでタイムリミット。
ロス・トレス湖と背後の岩峰を撮影して戻ることに。
昨日チャルテンに到着したときフィッツロイを撮影しておけばよかったと、後ろ髪を引かれる思いで湖を後にした。
戻りに4人のトレッカーとすれ違ったが、彼らも残念なトレッキングとなったのだろう。
下の方は晴れ間も出て雨も止んでおり、チャルテンには17時20分着。
18時発のカラファテ行きのバスに乗車すると、日本人青年と同乗となり会話を楽しむ。
彼は大学を卒業し10月に就職が決まっており、それまでの3ケ月間を南米周遊の旅とのこと。
これから社会人になる青年と社会人を辞めた中年の組み合わせは、外から見たら面白いのだろう。
バスは4時間ぐらいでカラファテに到着し、宿に戻り自転車の無事保管を確認しひと安心でした。
●出費 5月 1日
計 0(合計 2910.77ペソ)
1USドル⇒2.83アルゼンチン・ペソ
◆2004年 5 月 2日 ~旅日記より
昨夜は2時頃眠ったので、今朝は9時過ぎ起床。
少し風邪っぽい体調ではあるが、快晴で気分は悪くない。
ニメス湖まで散歩し、土産物店でフィッツロイの絵葉書購入。
日曜日の朝は静かで、観光客もまばら。
食料品類を買い込むと、いよいよ明日出発の気持ちが高まる。
昼には自転車清掃もしてスッキッリ。
タイヤがかなり摩耗してきたが、穴が開くまで使い切ることにして交換しなかった。
宿も旅行者がいなくなり1人ゆっくり出来る。
夕方購入した品をバックに詰めていると少し買い過ぎたかな?と実感。
どうも食料品を多く積載しないと安心できないようだ。
何度も食べ物が少なくお腹を空かしたことがあるからね。
●出費 5月 2日
●歯ブラシ2本3.29、ジャム2.8、パン1.67、玉ねぎ790g1.28、米1kg1.99×2、トマト1.07kg4.25、オレンジ(395g)0.79、ジュース粉45g0.6×2、牛肉608g×5.47、石鹸3個2.79、チーズ6.9、卵6個1.59、
ビスケット500g1.99×4、パン(1.89/kg)4.72、絵葉書1.5、宿代15×2泊
計 80.29(合計 2991.06ペソ)
1USドル⇒2.83アルゼンチン・ペソ