2004年 3 月 10日 ~旅日記より~
昨夜はなかなか寝付けず、起きては読書、菓子ぱくりなどで、AM3時ごろまで起きていた。
でも8時半にはちゃんと起床してしまう。
登山のために借りたレンタル用品を返却しに10時ごろ出発。
レンタルショップのご主人は、私を見て目を丸くして驚いていた。
そうだろう、25日ぐらいに返却すると言っていた日本人が10日に返却しにきたのだから。
ついでに早く返却た分の返金を求めたがダメだった。
そうだよね、こちらの都合で早々に返却しただけなのだから・・・でも少し期待はしたよ。
ご主人がくれた、次のシーズン大幅に値引きしてくれるディスカウントレンタルチケット!・・・いらないよ、とは言えずもらっておいた。使わないけどね。
ただ、2Lのホワイトガソリンは15ペソで引き取ってもらえた。
それから、ここメンドーサで、初めてATMでシティバンクのカードを使用を試みたが、最初やり方がわからず警備員を呼んで聞いてみたら、日本語の説明があった!
というわけで、簡単にアルゼンチンペソを引き下ろせた(400ペソ)。
日本円で15992円と出ていて、残高984008円。
そう!シティバンクには旅資金100万円を入金していたのだ。
初体験ついでに、初めてここアルゼンチン共和国のメンドーサで床屋へ入り2ペソ払い散髪してもらった。もちろん丸刈り。
いつも、自分でするのに、ATM引き出しで財布のひもが緩んだことを実感する。
ビーニャへ戻るためのバスチケットを購入しにバスターミナルへ向かうが、ここでも初体験!しかも今度は悪い方の体験。
なんと!!初めてイカサマに遭ってしまった。
ターミナル近くの路上で、シートを敷いて3つの薄いプラスチックを並べるのだが、その1つに印があり、3つのうちから1つに賭けるので、確率1/3。
しかも他の客が賭けているのを見ていると、簡単に分かるのだ。そう、それらしく動かすのだが、どれに印が書かれたものか簡単にわかるように動かしていたのだ。
もちろん賭けている客もグルである。
そんなこととは分からずに・・・あぁ~普段なら賭けなどしないし、そんなお金ないと見向きもしないのに、今日に限ってはATMで引き出し、わりとお金を所持していたんだよ。
10ペソ賭けようとすると、100ペソじゃないとダメだと、財布から100ペソ出せと迫ってくる。
冷静に考えると完全に怪しいが、そのときは印が書かれたものも完全に分かっていたし、外すはずはないと確信していたので、
100ペソを賭けたのだ・・・・・・。
そして奴らが1枚ずつめくっていく。
えっ?
印が書かれてない!
自分が賭けた隣が印が書かれていたものだった。
見事に騙されてしまった。
このときそう実感しあ然とした。
その後も悔しくて彼等の行動を見ていると、外国人や金持ちそうな人をターゲットに、イカサマを繰り返していたが、パトロールの警官がくると、サッと素早く撤収し逃げていった。
大勢の人の中で走り去るものだから、分かったのだが、見張り約やら7~8人がグルとなってやっていたのだ。
まいったね。
あの100ペソは今後の戒めとすることで納得することにした。
バスチケットを購入し宿へ戻り、アコンカグアでレンジャーが撤収の際に鍋を入れてくれず紛失してしまった鍋の代用に買った鍋でラーメンを作り昼食。
強い雨が降り、夕方も大雨になった。
●出費 3月 10日(アルゼンチンにて)
●ジュース2.6、散髪2、卵1.5、ふりかけ2.45、スプライト1.79、石鹼1.59、ホワイトガソリン-15、詐欺100
バスチケット(メンドーサ⇒ビーニャ)25
計 121.9(合計 2089.06)
1USドル⇒2.88アルゼンチン・ペソ
2004年 3 月 11日 ~旅日記より~
今日はアルゼンチン共和国のメンドーサからチリ共和国のビーニャ・デル・マルへ戻る。
朝から厚い雲に覆われ昨日の雨といい荒天つづき。
ただ国境近くで標高が高くなってくると晴天で日射しも暑い。
アコンカグアもスッキリ姿を現している。
チリ側の入国審査では、野菜類の持ち込みが禁止なので、リュックに入れてあるハム、チーズ、玉ねぎ、人参が係官に見つからないかヒヤヒヤしたが、X線を通し確認していたが引っかからなかった。
確かに持ち込み禁止なのだが、まっ登山で使えなかった野菜などを税関で取られず助かったね。
ビーニャには17時に到着し、重いリュックを汐見荘へ。
旅行者メンバーがだいぶ入れ替わっていたが、早速アコンカグア登山失敗談を語ってしまった。
夕食は久々に野菜を食べ、そして旅人との語らいの時間は夜更けへと。
夜、飼い犬の花子にお尻を噛まれた。
●出費 3月 11日
●トマト195、卵55×4、パン300
計 715(合計 154564)
1USドル⇒585チリ・ペソ
2004年 3 月 12日 ~旅日記より~
夜更かしで3時頃まで読書していたが、8時前には起床。
朝食と洗濯など済ませ、自転車店へ行く。
BBのグリスアップを説明するが、どうもBBが外せないようでダメ。残念。
そのまま野菜を購入し、日本語表示のないシティバンクATMでわかりにくかったが、62000ペソ引き下ろす。
ランチリ航空オフィスでイースター島往復チケットの値段を訊くも、満席の日が多く、あっても1000ドル以上したりで、良い条件のものがなく、今回の旅でイースター島は諦めようかと考えるように・・。
また、いつかアコンカグアへも再挑戦しないといけないから、その時に行こう!ということに。
夕方、同じ苗字だが45歳の加藤さんと一緒にインターネット店へ行き、帰りに買い物。
明日もう1泊しようかな・・。
●出費 3月 12日
●野菜1460、卵100、パン265、インターネット(1時間)400、ミニバス200
計 2425(合計 156989)
1USドル⇒585チリ・ペソ
2004年 3 月 13日 ~旅日記より~
同宿の2人と一緒に朝、市場へ魚を買いに出掛けた。
宿から30分ぐらい歩けば市場があり、自炊の旅人に海鮮は好評である。
船が次々に到着し、魚が運び込まれてくる。
その中から2種類を1000ペソずつ出し合い購入。
おぉ~今日は魚づくしだ!!
結局、昼は焼き魚、夕方は煮て焼いてとなったね。
ワインも久々に少し飲んだし良い汐見荘最終日となった。
宿の旅人もほとんど皆発つようで、私も荷物を自転車バックに入れながら、その重さを改めて感じ気合が入った。
既に出発モードに入っている。
●出費 3月 13日
●パン550、魚700、ミニバス200、宿代6ドル×3(10440)
計 11890(合計 168879)
1USドル⇒585チリ・ペソ