2004年 2 月 2日 ~旅日記より~
昨夜は夕食を終えテントに入って眠ろうとしたところで、嵐のような強風と雨に遭った。
テントはバタバタ壊れるほど暴れ、押さえながら早く嵐が去ってくれるのを願っていた。
開放的な大自然の中でテントを張ると最高な夜が過ごせるのだが、当然思いもよらないリスクにも遭うことがあるのだ。
様々な体験を積み重ね、自転車旅人としても成長いけると考えている。
そんな夜が過ぎ、今朝は朝日が拝め快晴の天候。
久々のキャンプだったので撤収に少々時間がかかり、7時40分ごろ出発。
線路沿いを自転車を押しながら歩く。時間がかかるがまだ枕木の上を進んだ方が効果的に移動できる。
もちろん時々地面が走れないか自転車に乗るのだが、柔らかい土で疲れの方が大きく諦める。
フラカには19kmで到着したがアロハミントはおろか食堂などもなく、キヨスコで2Lの水とビスケットを購入し、サン・ファンへ向かう。
サン・ファンへは今進んでいる線路沿いから右へ行くことになるが、その道がハッキリしない。
日差しは強くなり、線路沿い移動も、線路の石によるガタガタする振動に疲労も溜まってくる。
どうやら・・・右折すべき箇所を通り過ぎてしまったようで、仕方なく線路沿いを歩く。
何箇所も川横断があり。鉄道橋の上は枕木の間隔が広く自転車を押せないので、半持ち上げ状態で渡るのだが、これが結構こたえる。
こちらが勝手に利用しているわけだが歯がゆいのは確か。
そんな鉄道橋が4ヶ所、5ヶ所もあり相当消耗した。
そんな状況で進んでいると線路を横断するような標識そして轍もあり「ここを右へ進めばサン・ファンへ行くのでは?」と感じ、右折。
進と塩湖のようで地面がうっすら白くなっている。
途中までは順調に進めていたが、徐々に泥濘んできて水(塩水)まで溜まってきた。
更に雷鳴が轟、大雨そして雹まで降って来る荒天。
なんてこった・・・
ついてない。嵐の中泥濘んだ地面に足は滑るし、相当な時間がかかり僅かな距離を移動する。
悲惨な塩湖を何とか抜け、砂地を走るころには16時を過ぎており、都合よく大きな岩がひとつあり、風よけに出来ると判断し素早く岩陰にテントを張る(標高3795m)。
とりあえずひと息つけた。
まだ遠くで雷が鳴っているし風も吹いている。
今夜も荒天に遭うのだろうか?
空を見上げながらそんな心配がよぎった。
◆走行距離 49km ◆総走行距離(12562km/149日間)
◆最高時速 17.5 km/h
◆平均時速 7.5 km/h
◆時間 6時間 30分
●出費 2月 2日
●水(2L)5、ビスケット1.5×3
計 9.5(合計 1215.7Bs)
※1US$⇒120円⇒7.84 Bs
1Bs≒15.3円