2004年 1 月 28日 ~旅日記より~

 

今日はコペ・ラ・ティべ鉱山ツアーに参加の日。

参加者は9時頃に車で出発。ラ・パスで同宿の日本人を含め9人。

少し進んで降りると、ここでヘルメット、ジャケット、ズボン、長靴を装着

かなり汚れているが坑道のの内部へ入るので関係ない。

少し歩いて鉱山で働く人へのお土産として、コカの葉ジュース、そして今日発破する用のダイナマイトも購入させられる。

ダイナマイトも私たちが買うのか??

そもそもツアー参加者が作業員へのお土産を買うものか?参加者みんながそう感じたようで、コカの葉は安い物にした。

ポトシの町から見える山なので間もなく到着する。

2班に別れ、私たちは他に女性2名の4名+ガイド1名の5名で坑道へ入っていく

坑道は狭く時折低くなっている場所もあり、ゴッとヘルメットに天井部を当てながら進んだ。

削岩機で岩を砕く作業鉱脈見学木の梯子の上り下り、内部にある赤鬼みたいな守護神の木偶(コカの葉やたばこなども置いてあった)など、面白く興味深かったが、やはり最も印象的だったのがダイナマイト発破体験である。

小さな削岩機で1m20cmぐらい穴を開け、その中へダイナマイトを入れる

そして10数箇にダイナマイトをそれぞれ入れ仕掛け、それぞれに点火して私たちも急いで避難する。

点火から3分程度で最初のダイナマイトが爆発

驚くほど適当に感じたが、こんなものなのだろう。安全重視の日本でなら考えられないが、ここ南米で日本基準で考えることの方が間違っている。

さて、かなり先まで避難したつもりでいたが、坑道内の空気の振動は想像より大きく伝わり、一緒にいたドイツ人女の子2人は驚いて叫びながら更に先へ逃げてしまったよ。彼女たちの驚き方のほうにビックリしてしまった。

その後10秒くらいの間隔で「ボン!! ボン!!」と次々と爆発

大きな音と振動がなくなると静かになる。

坑道内では1時間半ぐらい滞在しただろうか?

う~ん、なかなか体験できない貴重な体験であった。

12時半には坑道を出て外の空気を吸うとひと安心した。

トロッコなどもありヘッドランプで歩く坑道は良い雰囲気であったけど、奥の方へはコンプレッサーからの空気があまり行き届いてなく、空気の薄さと蒸し暑さも感じた

町へ戻り今日出発するウユニ行きのバスチケットを購入するためターミナルへ行くも、18時30分発のバスしかなくそれに決めたのだが、まだ5時間近くあり時間を持て余す。

メルカドへ行き食事した後、プラザでベンチに座ったり町をウロついたりしていると、ウユニで同宿だった日本人2名と再会し、バス時間まで一緒に過ごせた。

この2名の日本人旅人はそれぞれアメリカ、メキシコから旅をしていて、たまたま一緒に旅をするようになったカップルの日本人旅人で、こういう旅は私の知らない良さがあるのだろうと思った。

ウユニ行きのバスは予想通り定刻より遅れようやく出発。しかも70分遅れで辺りはすでに真っ暗になってポトシの町の明かりが寂しく映る。

標高が高い場所で深夜バス乗車ということで寒さ対策をしっかりしたいところだったが、こちらはジーパンだけしかなく既に寒い。

途中で食事をしたり、眠ったり起きたりを繰り返しながらフッと気づいたときにはバスが停車していた。

「うん?到着ではないはずだけど?」

時間からして、かなりウユニには近づいているはずだけど「事故とか車両トラブルか?」そんなことを考えていると、車内にポリシアが乗り込んできた。

なるほど検問だったか。

謎が解けたのは良いが、この検問は結構厳重で、パスポートなど身分証明書、カバンの中身、足元、バスの上の荷物も登って調べて、ようやく済んだと思ったら、バスから1人の男性とインディヘナの女性とその子どもが降車させられ、その後から全員降車させられ、バス内の写真を撮影したりで暫く私たちは暗く寒いなかを待ち続けることになった。

麻薬とか何か違法なものでも運んでいたのだろうか?

コカの葉で捕まるわけはないし、何だろう?

疑問を抱きながらバスは午前時頃にウユニに到着した。

早すぎる到着は困るよね。

とりあえずアベニーダまで歩いて行くと、ありがたいことに開いており、チェックインできた。

やっぱり旅でもどこでも悪いことばかりでないよね。

 

●出費 1月  28日

●パン1×2、昼食5、夜食4、オテル15×2泊

鉱山ツアーの作業員へのお土産代5、バス(ポトシ⇒ウユニ)20

計 61(合計 1073Bs

 

※1US$⇒120円⇒7.84 Bs

1Bs≒15.3円