2004年 1 月 27日 ~旅日記より~

 

快晴の朝、9時50分発のポトシ行きのバスに乗車。

ポトシは、アンデス山脈中の盆地にあり、標高約4000mと人が住む都市としては世界で最も標高の高い都市のひとつである。

当然、想像通り未舗装路を進み、いくつも山を越えていくので景色は良い。

バスの中でも自転車走行時のハットとサングラス、更に日焼け痕が瘡蓋みたいにあるのでバンダナで鼻等を隠している。

ちょっとした強盗のような風貌に思うのだが、他の乗客は気にも留めないようなので有り難い。

ガタガタしながら田舎道を進んでいき15時40分ごろにはポトシへ到着。

長かった~。

降車すると早速セントロを目指し、旅人から安宿の情報を得ていた宿「アロハミント・ラ・パス」へ向かい、値段確認をしチェックイン。

事前に決めていたので短時間で、ここまでは実にスムーズに事が進んでいるが、ここからが本番。

明日”鉱山ツアー”に参加するための段取りは、今から町へ繰り出し自ら交渉などをする必要があるので状況により難しくもなってくる。

出来るだけ安く目的の「ダイナマイト発破体験」ができるツアーを探し、明日行けるように申し込むことがミッションである。

町なかにはツアー会社らしきが何軒もあるようで、やはり値段も違うしグレードの差の見極めやオプションなども考え、ニーズに合ったトータルでお得なツアーに申し込みたい。

何軒かあたり最終的にシルバーツアーという会社の30Bsのプランに申し込んでひと安心した。

煩わしかったこを済ませた解放感のなかでの町歩きは気持ちいい。

ポトシの町の展望が見えるラ・コンパニーア・デ・へススの塔へ5Bs払い登る。

狭い螺旋階段を上り塔の上からスペイン語で「セロ・リコ」(富の山)と言われスペイン植民地支配の象徴的な山の風景を撮影した。

インカ帝国滅亡後にここポトシ鉱山で産出された大量の銀は、その後スペイン銀貨としてヨーロッパそして世界中に流通し、産業革命の前段階である経済革命えお引き起こしたと言われている。

そんな歴史の風を感じながら眺める“富の山”はまた違う印象を抱かせてくれた。

メルカドで食事をして宿に戻ると日本人旅行者が同宿とわかり少し話した。

アメリカから南下中で8ヶ月目とのことで、話も弾み明日の鉱山ツアーへ一緒に行くこととなった。

旅人と出会うといつもお願いしている文庫本の交換もできたことも嬉しかった。

夕方日が陰るとさすがに寒いね。

標高4070mとかなので当然だよね。

 

●出費 1月  27日

●パン1×2、ビスケット1×2、屋台の肉2、夕食7.5、5、日焼けアフタークリーム20、アロハミント15

塔入場料5、鉱山ツアー30

計 88.5(合計 1012Bs

 

※1US$⇒120円⇒7.84 Bs

1Bs≒15.3円