2004年 1 月 21日~旅日記より~

 

昨夜からの雨は止み標高が高い割に寒さは和らいでくれありがたい。

ウアリまでは順調に走行は続くも、ウアリを過ぎると未舗装路となった

それでもすぐに舗装となるだろうと、根拠のない予想を持ちながら進んでいくうちに次第に長く続きそうな予感に変わってきた。

歓迎できないが、ボリビアの高地を走るとこういう場面も珍しくないのだろう、そんな思いをやや強引に自分に言い聞かせる。

未舗装路に雨が降りそこを車が通行することで路面は凸凹となり走りにくいね。

更に!この時季だからなのだろうか?道路が川により寸断されている箇所に今日は3箇所も遭遇し、靴を脱いで浮かぶ自転車を持ちながら渡る場面があった。

ま~今の日本では災害のときにしかないことだろう。

冷たい水に浸かりながら、南米の最貧国のインフラの整備具合を垣間見ることが出来た体験であった。

その後も路面には小石から中ぐらいの石が転がるわりとワイルドなダート道を進み、刺激があることに楽しさもあるのだが、問題は自転車への負担が蓄積され各箇所の折損などのトラブルに繋がりかねないことには恐れを感じる。

当然そんな道なので体が小刻みに上下する感じで振動によりいつより大きな負荷がかかる。

未舗装路を進みながら「今日はキャンプだな」と覚悟していたが、セバルヨ(標高3830m)という小さな町にアロハミントが1軒ありそこへ泊まることにした。

結局、今日は未舗装路を45km進んだようだね。

駅前の食堂のおばさんが店から出て来て宿内へ案内してくれるところをみると、宿主のよう。

そこの2人の子どもがキャラメルをくれと私についてきた。

この小さな町は建物はわりと建っているが歩く人をほとんど見かけずちょっとしたゴーストタウンのよに感じる。

静かで良いのかどうか?当然食堂のような食べる場所も駅前にしかなく、外国からの旅行者などが訪問することもほとんどないのだろうと感じる。

地元の客はそれでもいて、私がアルムエルソを食べているとき、いろいろな質問をされ賑やかな時間となる。

食後に人がいない町をぶらついていると肌寒さもあり心もなんとなく寂しく感じてくる。

夕方に再び駅前へ外出すると、停車したバスから何人かが荷物を降ろして町の方へ消えていった。

仕事帰りなのだろうか?

そんなことを考えながら、食堂に入りまたアルムエルソそしてセグンドウも注文した。

 

◆走行距離 56km ◆総走行距離(12082km/141日間)

最高時速 31.5 km/h

◆平均時速   12.7 km/h

◆時間   4時間  25分

 

●出費 1月  21日

●ポップコーン1、水(2L)5、昼食5×2、夕食5、3.5、アロハミント10

計 34.5(合計 731.5 Bs

 

※1US$⇒120円⇒7.84 Bs

1Bs≒15.3円