今朝の新聞に「スーダン戦闘死者185人」との見出しがありました。

首都ハルツームなどで正規軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」との軍事衝突で少なくとも185人が死亡し、1800人以上が負傷したと表明されているようで、あの暑く乾燥し埃っぽい空気を思い出しながら、現地の状況が心配であります。

私が世界自転車旅でスーダンを訪れたのは、2004年12月21日から2005年1月12日の間で、まだスーダン共和国がひとつであった頃(2011年7月9日に南部10州が分離独立し、南スーダン共和国となった)。

砂漠の貧しい村の離れた1軒屋(土壁で床は砂地のみで家財道具もない)で、老人からわざわざ火を起こしてチャイをいただいたり、家族で少ない朝食を食べているときに招いていただいたり、幾度も民家で水をいただいたり助けられました。イスラム教の六信五行における特に五行のザカート(喜捨)に感動したり助けられたことは今でも鮮明に覚えています。

昨日18日には正規軍とRSF双方が24時間の停戦を発表しましたが、朝方爆発があるなど、事態の更なる悪化は懸念されます。この戦闘が早く終結し本格的な紛争にならないように願うばかりです。