暴君王子が恋するは海の向こうの白い人

だけども彼は隣国のクルミの女に一目ぼれ


七月十五日、一護の誕生日

一国の国の王子の誕生パーティーは舞踏会のように派手だ

絢爛豪華な調度品等が王子に国の偉い人からプレゼントされる


しかし一護が欲しいのはそんな物では無かった


「一護様、お誕生日おめでとうございます。心からお祝い申し上げます」

「ありがとう恋次。雨竜の騎士はどうだ?」

「ちゃんと雨竜を守ってるぜ」


騎士のスーツを着て腰から剣をさしているのは海の向こうにある国の王子、雨竜の騎士でもあり剣士の“恋次”

長髪で紅い髪をしている、そして凄い刺青をしている

一護と恋次は王子と騎士と云う違う身分であったが仲がいい

この関係になったのはひとりの王子様のお陰である


「一護、おめでとう」

「ありがとう……雨竜」


白い服を身に纏っている一護と同い年の男、彼は海の向こうにある国の王子“雨竜”


「コン…少し席を外してくれないか」

「畏まりました。行くぞ紅髪」

「紅髪だと!?コン訂正しやがれ!召使のくせに!!」

「召使の権限だ、バカ恋次」


コンは恋次の手を引いて二人の元から離れていった


「恋次も大分騎士に慣れてきたんだな」

「コン君だって召使が板についてきたみたいで」


一護と雨竜は幼き頃から知り合いだった、まだ王子という身分になる前から


「国の政治は任されてんだろ?王様から」

「本当だったらアイツがやるんだろうけどね、放棄してるから仕方無くだ」

「雨竜が王みたいなもんだな」

「一護の気持ちが分かった気がする」

「…お前はそんな気持ちにならねぇ方がいい」


雨竜には王の親がいる。しかし王はその権限を放棄しているのに等しく王の代わりに雨竜が色々仕切っていた


「一護は好きな人いるの?」

「何だよいきなり」

「いるの?」

「い、いるっちゃ…いるよ」


一護が恋しているのは、今隣にいる雨竜だ

同性で一国の王子び事もありこの事は雨竜に言ってないし言えない

それでも一護は幸せだった


「…僕ね、出来ちゃったんだ」

「え…」

「好きな人」


この幸せな時間は雨竜の言葉で終わりを告げる


「誰だよ…その人」

「一護の隣の国の王女様…織姫様」


歯車は廻る


「婚約もしたんだ」


例えそれが


「一番最初に一護に教えたくて」

「…そっか…おめでとう。」


自分が望まない方向へ廻り続けても...




続く