桜日和
桜の下の約束
「来年もここに来よう」って
○CAST○
千 葉 一 磨
藤 本 七 海
4月の初め頃に桜の下で約束した
桜が満開で桃色の空だった
「来年もここに来ような!!」
七海…そう言ったよね…
僕、その約束を果たすために桜の木に向かってる
「なんや~一磨、もっとシャキっとせい!!男子やのにフニャフニャして!!」
いつも僕をしかってくれたよね
「それでこそ一磨や!!」
いつも僕の頭を撫でてたよね
「大阪といったらたこ焼きや!」
初めて七海の家で食べさせてもらったたこ焼き
忘れられない味だよ
「一磨…」
「何?」
「もしうちが…一磨の前から居なくなったら…どうする?」
そう質問した時があったよね
で僕はこう返した
「悲しいよ。でも七海が目の前から居なくなるわけないじゃん!!」
僕…あの言葉信じてたんだよ
七海の右側が僕の特等席だった
とっても軟らかい気持ちになれた
「七海…桜…綺麗だね」
七海に最後に貰った手紙を持って僕は大きな桜の木の前に居る
「七海もこの桜見てるよね」
隣には居ないけど僕と七海は僕の傍にいる
「約束果たせたね」
風に揺れて桜の花びらがヒラヒラと散っていた
僕の目からはいつの間にか涙が出ていた
end