来シーズンの巨人の成績予想をする当たって、決して高望みではなく巨人が優勝するために過不足ない成績になるよう素人なりに真剣に考察したものだということを伝えたい。単に各選手の成績を予想するだけではなく、2023ドラフトで指名された新入団選手を含めた全選手のバランスを鑑みたものである。

 

先発 戸郷翔征 14勝6敗 176回 2.17

   山崎伊織 12勝4敗 166回 2.40

   赤星優志 9勝7敗 131回 3.01

   グリフィン 8勝8敗 136回 2.89

   メンデス (森田駿哉)7勝4敗 117回 2.37

   西舘勇陽 (横川凱) (松井颯) 5勝6敗 97回 3.59

 

中継ぎ 田中千晴 34試 2.95

    高梨雄平 47試 2.11

    畠世周  52試 2.48

    菊地大稀 49試 2.88

    船迫大雅 48試 2.64

    バルドナード 46試 1.94

    菅野智之 45試 1.88

    中川酷太 61試 1.68

     大勢  54試 2.39

 

サブ 直江大輔

   井上温大

   今村信貴

   大江竜聖

   平内龍太

 

 このメンバーを組むにあたって最も重視したのは、いかに中継ぎに厚みを出すかということである。やはり最も目を引くのは菅野智之の中継ぎ起用だろう。原前監督の我慢強い起用により若手先発は確かに台頭してきてはいるが、決して先発投手に余裕があるわけではない。しかし、近年のオリックスを見ればわかるように、ベンチ入りする中継ぎの全員が勝ちパターンで起用できる選手を揃えないと他チームとは戦えなくなってきている中で、巨人には信頼できる中継ぎの母数が絶対的に少ない。そんな中白羽の矢を立てたのが菅野である。桑田や上原が中継ぎに転向してもう一花咲かせたように菅野もキャリアの転機に差し掛かっているように思う。また、球威と制球を兼ね備えている畠の復活、絶対的抑え大勢の復活、このあたりが実現できれば少なくとも平均程度のリリーフ陣は形成できるだろう。

 先発に関しては、若手右腕の2本柱である戸郷、山崎に加え、桑田直伝のカーブで今シーズン後半覚醒を見せた赤星に外国人左腕のグリフィン、メンデスの5枚まではある程度計算できるだろう。菅野をリリーフに回した分6枚目は空席となっているがそこはドラフト1位の西舘に期待したい。今シーズンブレイクした横川や松井颯、ドラフト2位のオールドルーキー森田などで故障者や負傷者を補っていくのが最善か。