ここで、一旦レポートを中止して、川崎病について書いてみたいと思います。
私は本当に名前しか知らなくて。一体どういうもので、どういう治療で、どのくらい入院をするのか。。
色々ページをお借りしたり、病院で先生に教えていただいたことを簡単にまとめていきたいと思います。
川崎病とは
毎年一万人以上の子どもがかかっている病気で、4歳以外の乳幼児に多いそうです。
川崎富作博士がこの病気を見つけたので『川崎病』と呼ばれています。
全身の血管に炎症が起こります。
この病気の原因はわかっていません。
おもな症状は、数日以内に出揃ってきます。
→確かに、12/5、12/6とマメちゃんも2日ほどで出揃いました。
迅速に適切な治療を行えば多くの患者さんは解熱し、元の日常生活ができるようになりますが、時に心臓に後遺症が残る場合があります。
人から人へとうつる病気とは考えられていません。
あとは、アジア人に多いとか、男の子に多いとか。。まだまだ多くが解明されていない病気です。
川崎病の診断の仕方
インフルエンザや溶連菌のように綿棒でグリグリするなどの方法ではありません。陽性や陰性という判断がありません。
6つの主要な症状があって、そのうちの5個以上確認されると、「川崎病」と診断されます。
1、高熱が5日以上続く
→該当する
マメちゃんの場合、熱が出た翌日に入院をしています。38℃以上出ていたので、該当するとされました。
2、両目が充血する
→これは先生方の方では確認できず、私だけが家で「充血してたかも。」とあやふやな感じでした。
3、手や足の先が腫れたり、赤くなったりする
→該当する
手は指の関節まで腫れていて、うまく曲げることができないと不安そうにしていました。
4、口唇が赤くなる、苺舌になる
→該当する
唇は赤いというよりは腫れていました。
苺舌は病院に行くまで気づいていませんでしたが、ブツブツが舌にできていました。
5、全身に発疹が出現する
→該当する
6、首のリンパ節が腫れる
→該当する
実はこれも気づいてなくて。。大きく腫れていました。触るのが怖くなるくらい腫れてました。
中には首が曲がらなくなるほどにリンパ節が腫れて、首を傾けたまま病院にやってくる子もいるそうです。
その他、BCG接種の部位が赤くなることもあるそうですが、マメちゃんはもうBCG跡がわからなくなっていたのでわかりませんでした。
結果、目の充血だけがあったかどうかはわからず。しかし、6個のうち5個該当し、川崎病と診断されました。
どんな合併症があるのか
川崎病が発病した時には全身の血管に強い炎症が起こり、特に冠動脈という心臓の血管の一部がコブのように膨らむ冠動脈瘤ができることがあります。
川崎病は全身の血管に炎症が起こるので、色々な臓器にも合併症を起こすことがあります。
ほとんどが一時的なもので、治療が進めば命に関わることはないとのことでした。
(まれに心筋炎、心不全、不整脈、ショック、凝固障害、肝障害、腎障害、イレウス、けいれん、脳症など重症の合併症が起こることがあるそうです。)
合併症として怖いのは、やはり冠動脈瘤とのことでした。
冠動脈瘤とは
この太い血管、冠動脈にコブができてしまうのが、冠動脈瘤。
川崎病は全身の血管が炎症するので、血管が弱く、脆くなるそうです。そうすると、血圧に耐えきれず、膨らんでしまい、コブのようになるそうです。そのコブが大きいと、血栓ができて、血管が詰まってしまいます。
完全に詰まってしまうと、血が流れなくなり、心筋梗塞です。
このコブができないように、できる前に、一刻も早い治療が必要ということです。
幸い、マメちゃんは受診の時期が早かったこと、また何より先生方の判断や処置が適切、迅速であったこと、そして「偶然」この冠動脈瘤の症状は出ていませんでした。
でも、やはり心臓の血管の壁が波のようにギザギザになっており、炎症していたようです。
画像は、日本血液製剤機構さんよりお借りしました。