昨日、同年代の友人が、
しみじみ言っていた。
「なんか、渋谷で、若い奴らが
いっぱい歩いているのを
見てたらさあ、思ったんだよ。
……終わったんだなあ、
俺たちの時代がさ」
……そうかな?
それから、黒澤明監督の話になった。
黒澤はあるインタビューで、
こう言われたそうだ。
「あなたの高齢になっての作品は
衰えた、と、言われていますが」
すると、黒澤監督はこう答えたと言う。
「40の時は、40の時で撮りたいもの
がある。60の時は60。80なら80で
撮りたいものがある。それを撮っているだけ」
さらに、「あなたが高齢になっても
作品を生み出す、その創作の元は?」
と聞かれて、
「想像力ではない。気力だ」
と答えたそうだ。
「だから、60と80では、物の見方、
撮りたいものが変わるんだよ」
と友人は言った。
……確かに、そうかもしれないけれど、
黒澤監督が言いたかったことは、
そういうことじゃないんじゃないかなあ。
ボクは、こう思うんだ。
僕らは、歳を取ったけれど、
別に、若いときから、僕らの時代なんか
なかったし、今もないし、「僕らの時代」
があったなんていうのは、幻想だ。
そんなものは最初からなかったと
思うんだ。
若いときだから何かができて、
歳を取ったから何かができなくなった
なんてことは、全くない。
何もしない奴は、若くても、歳を取っていても
結局何もしない。
「僕らの時代」なんて最初っからないんだ。
80歳を取過ぎてからの黒澤作品は、
確かに、駄作だったように思うんだけれど、
それは、僕を含めた観客たちが勝手に評価
していることなんで、黒澤監督本人には
関係のないことなんで、彼は、昔っから
そうなんで、彼は、昔っから、自分の撮りたい
ものを撮って、映画にしていただけだ。
名作か駄作か、そんなものは、観客が
勝手に決めるだけで、彼には、関係ない。
つまり、彼の創作の原動力は、
「こういう映画を撮りたい」という意欲、
つまり、気力に尽きる。ということ。
それを言いたかったんじゃないかなあ。
って思う。
僕は、黒澤監督の百万倍ダメなクリエイター
だけど、それはなんとなくわかるんだ。
だから、僕は、しみじみと「僕らの時代」は
終わったなんて、全く思わない。
そんなことをしみじみ言っているヒマが
あったら、駄文のひとつでも書き続けるさ。
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