世捨て人!?の話の続きです。


その面接官は、こうも言ってきた。

「32歳かぁ…あと2・3歳年がいっていたら、電話の段階で断っていたよ。」


面接官はその理由を説明してくれた。


「普通はね、風俗で働き始める年令はだいたい25歳くらいで、35歳ぐらいになると、多くはまた表の世界に戻っていくの。なぜ戻るのかというと、世間体がやはり気になるんだよ。親兄弟に風俗で働いているなんて言えないでしょ。結婚もしたかったら、風俗は辞めなきゃならない。だから、35歳くらいであがっていくわけ。」


32歳って年令は、風俗で働くのにギリギリだとも言っていた。


う~ん。そういうものなのか…


僕が吉原のボーイをしていたのは、26~27歳のとき。

そのときの先輩方は、みな30代か40代。

僕の後に入ってくる人もみな30代~50代と年上だった。


その感覚がまだ僕の中にあったのかもしれない。


もちろん、50代でも雇ってくれるというのは、吉原ならではだろう。



吉原のボーイで働きたいって人の多くは、せっぱ詰まり世間体なんて気にしていなく、とにかく生きていくためにどうしようもなくなり、吉原に流れてきた人のように僕からは見えた。



同じ風俗でも、吉原とヘルスなどその他の風俗とでは、
男子従業員の考え方が違うのかな?
と、思いました。




※ちなみに、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれないので書きますが、履歴書には吉原で働いていたとは書きませんでした。

風俗未経験ということで、この風俗店に面接に行きました。