理系学生の場合、学部生活を終えたあとに就職をするか、それとも大学院へ進学するかの道があります。
大学院へ進学する場合、さらに自大学の大学院へ進むのか、それとも他大学の大学院に進むのかでまた分かれますが、思っている以上に大学院は忙しく、学部生の時よりもやることが多くなる割に、時間がいくらあっても足らない状況となってしまいます。
当然それは研究室によっても違いますが、それでも多くの院生は時間に追われる状況になってしまいますし、就活にデメリットになる場合があります。
「研究と就職活動の両立が難しく、どちらとも中途半端になってしまうのではという不安はある」(理工系修士1年・男性)
「インターンの実施時期が平日の企業が多い。ただでさえ、理系院生は学位取得のため、研究に追われているのに、インターンが平日にあり学業を圧迫するのは理不尽である。近年、優秀学生の囲い込みのため徐々に就職選考が早期化されていて、インターンに行かなければ内定が出ない企業もある。理系院生も公平に選考が受けられるようなシステムにしてほしい」(医歯薬系修士1年・男性)
コメントを抜粋しましたが、今の就活は何社もインターンシップに参加して自分にあった企業を探し、本選考もたくさんエントリーをして、内々定を貰ったとしてもさらに就活を続けて、もっと納得ができる企業へと考える学生が増えつつあります。
一方の企業側は優秀な学生を早期に確保したい思惑がありますので、インターンシップなどで取り込みをおこないます。
25年卒(今の学部3年生と修士1年生)からはインターンシップも変わり、
【採用活動には関係ない】
タイプ1:オープン・カンパニー
タイプ2:キャリア教育
【採用活動に直結できる】
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4:高度専門型インターンシップ
に分かれますが、中心となるタイプ3でも実施期間は最低でも5日、専門活用型については2週間とかなり長く、学生の夏休みや冬休みなどに実施をする予定にはなっていますが、理系学生や修士はその時期も研究に追われてしまいますから、現実的にはそんな簡単に時間は取れないです。
ましてや長期休みでもない、普通の日で実施されたらかなり厳しいです。
それと「大学院は研究するところ、就活は二の次」と考える教授は多く、国立大学はこの傾向が強い気がしますし、公休が認められなくて欠席扱いとなるため、インターンシップを諦めた学生も少なくないです。
確かに理系は学校推薦があるため、「就職するだけ」なら困ることはないですが、それが自分にあっているかどうかは実際にインターンシップに参加してみないとなんとも言えないところがあり、その機会が奪われてしまうのはどうかと思います。
逆に多くの私立大学になると就職実績は凄く大事になりますから、インターンシップを含めた就活には教授も寛容ですし、そもそも大学側も実績が欲しいから積極的です。
これらを踏まえてもし院進をするなら、学部3年生の比較的時間が取れる時にインターンシップへ参加しておいたほうが良いですし、時間を無理やり作ってでも企業研究はしておいて下さい。
後で時間がないと焦ったとしても、教授や大学は助けてくれませんし、全ては自己責任ですからね。
修士は想像以上に時間に追われますので、自己管理が苦手なら学部卒で就職した方が良い場合がありますので、色々と良く考えてみて下さい。
