大学への進学率が高くなるに従って、奨学金を借りるご家庭も多くなるかと思いますが、この奨学金、あくまでも個人の借金で、当たり前のことですが必ず返済をしなければなりません。
まだ地元の大学に通う場合は、この奨学金が授業料のみとなるために良いのですが、家を出て別生活になるとさらに生活費がかかります。
そうなると仕送りが必要になりますが、独立行政法人日本学生支援機構の「平成30年(2018年)度学生生活調査」によると、ひと月あたり「9万9,716円」が大学生の仕送りの平均額だそうです。
文系ならバイトをしてなんとか頑張れますが、理系になると実験&レポート提出などが忙しいため、バイトをする時間が限られてしまいますし、研究室に配属されれば研究が忙しすぎて、バイトが全く出来ないなどが起こる可能性があります。
それと注意が必要なのは大学によってキャンパスの移動があることで、例えば2年生までと3年生からのキャンパスが違うなどがあると、引越し費用が余計にかかりますし、落単をすると2年生のキャンパスで授業を受けるための交通費も必要になります。
通年同じキャンパスならそのような心配はありませんが、そこら辺もしっかりリサーチしていないと、さらに奨学金を借りての悪循環になります。
またもし高校から奨学金を借りているのなら、親元を離れての大学はやめた方がいいと思いますし、それが私立大学ならとんでもなく費用がかかります。
私立大学で、一般的な文系になると授業料とその他で500万円くらい、一般的な理系になると700万円くらい卒業までかかりますし、理系の場合はさらに2年間大学院に進学する可能性もあり、約1000万円くらいかかります。
大学側に何かしらの免除とかある場合がありますが、それでも全額免除なんてありませんので、よく考えた方がいいです。
「いやいや、大手企業に入れば返せるから問題なし」と言う方もいますが、いくら大手企業でも入社してから数年はかつかつの給料しか貰えませんし、もしかしたら職場環境が馴染めなくなり退職することもあります。
人生何が起こるか分からないです。
それとマイナビの記事の中にある通り、「奨学金が人生の何に影響を与えたか?」というアンケートを取ったところ、
- 結婚
- 出産
- 子育て
- マイホーム取得
- 就職先の選択
- 滞納してブラック入り
と、人生にかなり影響を与える出来事だらけです。
確かに子供の希望を叶えてあげたいし、奨学金を上手く活用すれば選択肢が大きく広がりますが、ただその根底にあるのが本人の揺るぎない強い意志で、親が「この大学いいよ!」程度で進学するのなら、わざわざ奨学金を借りてまで進学する必要があるのか凄く疑問です。
奨学金を抱えての生活は楽じゃないこと、本人が背負う借金であること、それらを踏まえて判断して欲しいです。