あまり偏差値に左右されない理系の学部 | FC雑感記

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サッカー中心のブログから、その時々の出来事などの幅広いテーマを書きたいと思います。「こんな考え方もあるのか」程度に思って頂ければと思います。

偏差値に大きく左右されない理系学部。

特に工学部の場合、各大学の就職した企業名を見比べてみてもそんなに差がないです。

これは需要と供給のバランスが崩れているためで、多くの企業は理系学生の採用人数が多く、文系学生は少ないです。

また学生の7割が文系学生で、3割が理系学生と言われていますから、理系学生が欲しいけどそもそもの学生数が不足している事もあり、そのため幅広く色々な大学から採用する必要があります。


A社(日経225企業)の採用予定者数
  • 文系職種:100名(2割)
  • 理系職種:400名(8割)

B社(日経225企業)の採用予定者数
  • 文系職種:50名(2割)
  • 理系職種:200名(8割)


またよく企業の配属先が大学名(偏差値)で分けられる(=やりたい事をやらせて貰えない)との意見がありますが、これは大きな間違いで、大学名ではなく最終学位が学士か修士(博士)かで振り分けられます。

難関大学に入学した学生の多くは修士や博士に進学しますので、そうなると必然的に難関大学出身者の割合が高くなります。

つまり、研究職や開発職は難関大学出身者だからではなく、学位の違いからによるものです。

そもそも採用する時の初任給を見れば一目瞭然で、学部卒と院卒では初任給の金額が違っていますので、そう考えれば大学名によって左右されない事が分かります。


A社(日経225企業)の初任給
  • 大学修士修了:239,500円
  • 大学学部卒業:215,500円

C社(日経225企業)の初任給
  • 大学修士修了:242,000円
  • 大学学部卒業:223,500円


さて理系の場合、大学名で将来を諦める必要がない事が分かりましたが、だからと言って何もしなくても大丈夫とはならないです。

寧ろ入学してからが勝負となり、毎日の講義の他に実験やレポート提出などをしっかりやらなければ落単による留年が待っています。

研究室配属の優先順位、院進、それと理系学生にとって最大のメリットの学校推薦の優先順位を決めるのも成績順ですので、甘く見ていると取り返しがつかない事になります。

学部1年生からの積み重ねである大学の成績、それがGPA(Grade Point Average)です。

高校であれば評定に該当します。

高校から大学に推薦で行く場合、校内でこの評定の高い順から推薦が貰えますが、大学もこれと同じで、GPAが高い順に好きな研究室に配属されますし、院進の条件、また希望する企業への学校推薦が貰えます。

「学校推薦なんかいらない、自力(自由応募)で内定貰う!!」と言う学生がいるかと思いますが、企業によっては8割以上が学校推薦で採用し、自由応募は2割から1割なんてのも全然珍しい事ではないです。

技術系の募集要項には必ず「学校推薦」に関しての事が明記されていますので、それ以外の方法、つまり自由応募からの採用はかなりハードルが高く、いくら理系学生が少ないと言ってもこの狭き門を通過して内定を勝ち取るのは、そんな簡単な事ではないです。

ここでピンときた方がいるかと思いますが、難関大学で下位に甘んじて、自分が行きたい研究室、また就職時に学校推薦が貰えない立ち位置なら、そうではない大学で上位にいた方が、結果的に自分が望む道へ進む可能性が高くなります。

更に言うと、企業から信頼を得ている大学(就職実績を見れば分かるかと思います)の成績上位者であれば、企業は選び放題になるって事です。

どうしても最終の大学名に拘るなら(企業からしたら、大学名に拘る学生は要らないかなぁ。。。)、希望する大学院を受験すればよいだけです。

この様に、文系感覚で理系を考えてしまうと、実は後々後悔してしまう事も少なくないです。

目先の大学の偏差値だけに拘ってしまわない様に、仮に受験に失敗したとしても自分の努力で何とでもなるのが理系学部ですので、合格を貰った大学で日々努力をしていれば将来は明るいです。

受験の結果よりもこれからの頑張りです。