第8話
「 アタマ真っ白・・・ 」
初めての婚活はこんなものか~と様子見で終わりました。
うまくいかなかったと落ち込み、
マジメな僕はマニュアル本を買い、どのように話をしていくかを
シミュレーションしました。
相手がこう言ってくるだろうと想定し、その対策を練りました。
2回目の婚活イベントは高尾山ハイキングです。
僕はお弁当を作って気合いを入れてイベントに臨みました!
一緒に『わー、このお弁当おいしそー』
『交換する?』
『え、いいの♡』 というあまーいシチュエーションを期待していました♪
しかし、その淡い思いは木っ端みじんに打ち砕かれたのです!!
僕はド緊張のあまり、覚えてきたセリフが吹っ飛んでしまったのです!!
何を話したか、覚えていない。
相手の名前すら思い出せない・・・。
しかも、山登り慣れしていないので、へとへとで全く余裕が無くなっていた。
お昼の時間・・・
食事中はなんか、凄く重~い空気感。
お互い、誰が口火を切るのかといったけん制しあう雰囲気で、
その集団だけお通夜か!!
と思わせる感じでした。
僕は、緊張と疲労で作ってきたお弁当が食べられずにいた。
女性に「これ食べる」 っ言ったけど、
嫌な顔して「いいです」 と断られた。
そして、一人だけ話が合うなと思った女性は
他の男に持っていかれる体たらく・・・
僕は気落ちし、誰の連絡先も聞き出せず、
一人ポツンと帰宅するのでした・・・
