白百合学園幼稚園面接待ち時間が長いので心配です。 | 立派じゃなくても大丈夫!!絶対合格幼稚園受験〜附属幼稚園受験への明るい道標〜

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自身もそして我が子も附属幼稚園受験を経験し、20年以上紹介制幼児教室を主催してきました。お預かりした生徒様を必ずご縁へとお導きしてきたハッピーマインドや、幼稚園受験をご家族の成長の機会にする素晴らしさを心を込めてお伝え出来ましたら幸せです。

大切な時間を遣って、こちらにお越し下さりありがとうございます。

先日のブログでお伝えしましたが、アメブロメッセージ機能でご連絡下さった方々には、遅ればせながら順番にお返事をさせて頂いております。ご紹介制の教室のため、情報公開や募集のご案内などしていない中で、長文で「絶対合格のために先生のご指導を仰ぎたい。」と、熱意を持ってご連絡下さった方々のお気持ちに、深く感謝申し上げます。心を込めてお一人お一人お返事を書かせて頂きますので、今しばらくお待ち頂けましたら幸いです。


さて先日のお授業で、白百合学園幼稚園を御志望のお母様から

「白百合は、面接待ち時間が長いと伺ったのですが、主人がいると甘えて、娘がちゃんと待てないのではないかと心配です。」

という御質問を頂きました。


白百合学園幼稚園は、だいたい6人1グループで集合時間が設定されています。その中で、受験番号順ではなく、幼稚園に到着した順に御面接を受けることになります。1組だいたい7、8分程の御面接なので、到着した順番によって30分以上の待ち時間があります。


このお母様の御心配のように、優しいお父様がいらっしゃると、お母様とお二人の時よりも、お家の時のようにお父様に寄りかかったり、お話し声が大きくなったりなど、「待つ」という場の中で、不安な要素が出てくることがあると思います。

待合のお部屋は、他の志願者の方にとっても大切か場所です。つまり、みなさんが穏やかな時間を過ごすためには、どのようなことに配慮すべきか、御両親様もお子様も考え行動しないといけないと思います。


何をせずに30分も待つことは難しいお子様がほとんどだと思います。

では、どんなことをして待つのがよいのでしょうか。多くの親子面接を実施している附属幼稚園の待合室には、幼稚園側がご準備して下さった絵本やぬいぐるみなどが置いてあります。ご準備下っているものなので、お借りするのも良いのですが、どうしても、お子様は新しいものに興味があり、次から次に色々な物を持ってきがちです。つまり、何度もお席から行ったり来たりすることになります。お椅子の出し入れや、お借りしている絵本などを丁寧に扱えているのか、配慮すべき点がたくさん出てきてしまいます。

できるならば、御持参された絵本や折り紙をおカバンからさっと出して、それで遊ぶ方が、お椅子の出し入れなどの所作への余計な心配は軽減されます。


また、ここで気をつけなければならないことは、どんなに楽しくても、御本や折り紙を順番になったらやめられるかということです。


「まだ、やりたい」と、一悶着あると、上手く気持ちが切り替えられず御面接に集中できないということがあります。


「先生が呼びに来てくださったら、3人で楽しくお話しする時間だから、途中でもやめましょうね。」と、お約束をしてから絵本や折り紙をすることも大切です。


お受験考査の中での親子の関わりで私が1番大切に考えていること。それは、御両親様のお子様を見つめる眼差しです。面接室前のお廊下で待っている時には、中でお話ししていらっしゃる方に配慮して、積極的にお子様に声を掛けることはできません。だからこそ、いつもと違う場所でお子様が不安にならないように、言葉以外のコミュニケーション、つまり御両親様がお子様にどんな眼差しを手向けるのかが大切なのです。


私のお教室では夏以降「待つ」ことを想定した、面接の待ち時間の関わりについて実践的な練習を親子3人でしながら、当日起こりそうな傾向にあることを見つけ、善処の仕方を考えてることを積み重ねていますが、お子様の足がブラブラ、スカートを手でくちゃくちゃした場合など、お母様は困ったようなお顔でお子様を見たり、手を正すしぐさが多く見られます。

考査という短いお時間の中で、「きちんとした振る舞いをお子様にしてほしい。」これは、御両親様の切なる願いだと思います。

しかし、よく見せたいという邪な気持ちは、先生方がお考えの教育の本質から離れてしまいます🥹


だからこそ、何か起きた時に、その状況をどう受け止めているのかがわかるのが眼差しなのです。

例えば、先程お話しした、お子様がスカートを手でくちゃくちゃしている場合、きっとお子様は、飽きているのか、緊張しているのか、いずれかのお気持ちなのだと思います。

その場合に、手を優しく撫でて

「飽きちゃうよね、でも、我慢してて偉いね。もう少しだからね。」の意味を込めた優しい眼差しなのか、「今はちゃんとしないとダメでしょ,」と、困ったなぁの意味を込めた眼差しなのか、全く親子の眼差しを通した関わりが異なってきます。


もちろん眼差しを通して伝わる温かさも、全く違います。


御両親様の眼差しは、お子様の心を、まさに照らすものなのです。


モンテッソーリ教育を実践されていらっしゃる白百合学園幼稚園では、おしごとの御提供を先生がなさる時には、言葉掛けは最小限で、ゆっくりと丁寧に一つ一つの動きを示して下さるのはもちろんのこと、先生方の眼差しには、「このおしごとを通して、あなたの心がよりよく成長し、豊かになりますように。」という愛情が含まれていると思います。

御面接など積極的にお声掛けをすることができない場面で、お子様に手向ける眼差しに込める想いについて考えてみるのも大切だと思います😊