痛みのテロップ電車遅延のニュース「私の前で飛び込んでくれるな」脳内テロップが平気で流れる古傷だらけの自分を揺り起こすが動かないチクリとする痛みはすぐに去っていく人々の身体が生きるか死ぬかの競争は激減した心の生き死が最重要課題この時代に生きてることを嘆くのか喜ぶのかわからない他人のことはわからない私がわかるのは半径何メール?今日も食べられない黒い文字を並べる電車の窓に映る何者でもない私は痛みを流し見ている