あの土砂降りの日


一通の手紙が届いた


長女の幼稚園時代に出逢った


大切なママ友からだった



歳は10才くらい上


海外生活から戻ったばかりの彼女


素敵なマンションの1階に住み

広い中庭でプールもした


天然すぎるくらい天然で


やること為すこと魅力的にうつった



あんな風に歳を重ねたいと


思っている



旦那さんは、有名企業のラガーマン


休みの日には、3人の子供達とサッカーや野球


がっしりした、優しいパパだった




こんな絵に描いたような


誰もが、うらやむような日常が続いているものだと思っていた



ラガーマンは、2年間、たたかって、たたかって


少しでも


家族のそばにいたいと


願い続けていた



友は綴っていた


「一番近くにいる自分が、よき理解者となり、

自分にできること・・・を坦々と繰り返す日々


医療に関して全く無知な自分でも、なんとかそばに

居続けられたこと・・・・

それが今は、一番ありがたかった」と。



ラガーマンは、自宅のベッドで眠るように目をとじたそうだ




「ただいま」といつでも、帰って来れるように



いつも通りに


暮らしていこうと・・・綴られていた







なんて、返事を書こうか



弱い私には、思いつかない




いっそ、新幹線に乗ってしまおうか




雨でぬれた手紙だけが目の前にあって


ただ


むなしい