■契約社員の実態


IT業界にはフリーランス(契約社員)のシステムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)がたくさんいます。
24~5歳のPGでも月額50万円を超える報酬を得ることが簡単にできます。かといって、30代や40代になってもそれほど変わることはなく、だいたい当社平均では65万前後でしょうか。しかし、一部の優れた契約社員の方々は90~100万円を超える報酬を楽々と手にしております。


はっきり言って、他の業界でこれほどの収入を得られる業界ってあるのでしょうか。

契約社員って、いったいどんな人がいるのでしょう。


たとえば契約社員A君(PG26歳)の場合。。。

彼のスキル(経験)はWEB系(Java)で業界経験は4年。B社で契約社員をしています。
契約金額は月額57万円。毎年、自分で確定申告(青色)をしています。
人にはない特別な知識を持っているかというと、そんなことはありません。言ってしまえば、どこにでもいるPGです。


契約内容は下記の通り。

契約期間:2006年5月1日~2006年8月31日
月額基本料金:570,000円
時間単価:3,562円(基本料金÷160H)
基準時間:140H~180H(160H±20H)


たとえば、6月の作業時間が200時間とすると、180時間を超えた部分が残業代となりますので20時間の超過となります。20時間×3.562円(時間単価)=71,240円。基本料金とあわせると6月のA君の収入は641,240円。


もし、6月に5日間休んだ場合は、出勤日数17日×7.5時間=127.5時間。
12.5時間(140-127.5)の控除となり、控除金額は44,525円。差引525,475円の収入となります。


この契約の場合、月間で140時間を切らなければ月額基本料金570,000円を全額ゲットできます。
月によっては3日間くらいの休みは休み得ということになりますね。


彼は個人事業主ですから、毎年3月に申告しなくてはいけません。もちろん、サラリーマンが源泉されている所得税を申告時に一括して支払う必要があります。ですから収入の5~10%程度は税金支払用に預金しなければいけません。実体としてはどうでしょう。ほとんどの人が貯金をしてないのでは?
なんせ、毎月ボーナスを越えるような現金収入がありますから、「来月から貯金すればいいや」という気持ちになって使ってしまいます。翌月になると、「今月はどうしても欲しいものがあるし、来月からはちゃんと貯金しよう!」などと先延ばしにしつつ、時間の経過とともに金銭感覚が麻痺し、生活レベルが上がってゆくわけです。


一度生活レベルが上がると、もう落とせません。どうなるか判りますか?
26歳のサラリーマンの所得では生活できなくなるわけですから、契約社員を辞められなくなります。
そうやってずるずる契約社員を続けている40代、50代のSEが信じられないくらいたくさんいます。


彼らの選択枝は3つ。①このまま契約社員を続ける ②結婚等の転機で社員として就職する(安定)③自分で会社を興す。契約社員はあくまでも契約期間のみ保証されますので、契約延長がなければ突然無職となります。契約が延長されるか否かは契約終了間際になるまで判らないケースも多いです。
現在は仕事の量も猫の手も借りたい状態ですので比較的安定してますが、先のことはわかりません。


私も以前は契約社員でした。毎月夢のような収入を得られて有頂天でした。欲しい物は全て買いましたし、生活レベルも上がってしまった時期もありました。麻薬のような契約社員。きちんと目標を持って5年後10年後の自分の姿を描くことが必須ですし、常に目標と今の自分を比較してギャップ分析を行い、軌道修正することが大切です。